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('A`)は異世界で戦うようです
247
:
1
:2014/06/15(日) 21:27:46 ID:DLxT8URU0
◇◇◇◇
ツンから全ての話を聞いた渡辺は震えが止まらなかった。買い物に行くと言って行方知れずだった少女が、大好きで大切だった彼女が、生まれて初めてできた唯一の友達が、今目の前にいる。
从;ー;从「あ……あぁ……」
生きていてくれた、再会できた。ずっとずっと会いたかった。
从;ー;从「ツンちゃん……ツンちゃ
ーん!!」
ξ;⊿;)ξ「渡辺!!」
二人はどちらともなく抱き締めあう。数年ぶりに見る彼女は大人の女性だが、記憶の片隅で息吹いている少女の面影は確かに残っていた。少しつり目になっているところも、なかなか素直になれないところも、全部全部昔のままだ。
从;ー;从「会いたかったよぉ!! 沢山探したんだよ!!」
ξ;⊿;)ξ「ごめんね、ごめんね……」
从;ー;从「ふえぇーん!! 許さない、許さないんだからぁ!!」
彼の言うことは間違っていなかった。人に優しく、笑顔でいれば、いつか世界は応えてくれる。この瞬間、いや、本当はずっと前から世界は渡辺に応えていたのだ。
ツンが生きていてくれたことが何よりの証拠。もしかしたら二度と会えないかも知れなかったのだから。
从うー;从「ツンちゃん今まで何してたのよぉ。ずっと心配してたんだよ?」
ξ;⊿;)ξ「私だって、会いたかった!! 今日まで生きてきて、あんたのこと忘れたことなんてなかった!!」
从;ー;从「私だって忘れたことないよ!!」
渡辺にとって、彼が亡くなってから初めて自分と対等に話が出来たのは、人として真っ直ぐに接することが出来たのはツンだけなのだ。忘れることなどできなかった。忘れようとしたって簡単には消えない大切や思い出だ。
ξ;⊿;)ξ「ほんとはずっと声をかけたかった、ちゃんと話をしたかった。勇気がでなくて、騙すようなことして……ごめんなさい……」
从;ー;从「いいよ、そんなの。ツンちゃんが今こうして目の前にいるんだもん。私は、それだけで十分だよ」
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