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('A`)は異世界で戦うようです

227:2014/06/09(月) 23:42:43 ID:Q3Oqlw1I0
その言葉に、ツンは目を見開きぱくぱくと口を開閉する。そして、耐えきれなくなったのか、ついには涙が溢れてきた。

ξ;⊿;)ξ「ごめん、なさい!! 私のせいで、貴女がこんな目に……」

渡辺はツンを優しく抱き締めた。子供をあやすように。

从'ー'从「大丈夫、大丈夫だよ。だから、何が起きているのか、話してほしいな」

渡辺の胸に顔を埋め、思いきり泣いたあと、ツンはぽつぽつと語り始めた。

ξ゚⊿゚)ξ「私は、黒の魔術団に所属しているの。今回、渡辺に近付いたのは、ドクオという男を捕らえるため」

从'ー'从「どっくんを?」

ξ゚⊿゚)ξ「あいつは、黒の魔術団が行った召喚魔法によって他の世界から呼び出された人間なの」

从'ー'从そ「ええー、そうだったんだ〜」

ξ゚⊿゚)ξ「……そして、私の役割は渡辺をあいつから遠ざけるようにすることと、王都の結界に細工してこの街で魔法を使えないようにすることだった」

ツンはさらに詳しく話していく。王都の近くに分かりやすい囮を起き、そこで騎士団の連中を相手取り時間を稼ぐ。その隙に王都に残った連中を無力化し、ドクオを捕獲する手筈だったらしい。

しかし、ツンの狙いは外れ、ドクオは囮の方へと向かってしまった。しかも黒の魔術団の上司である先程の女━━貞子というらしい━━は何故か渡辺を狙っている。

ξ゚⊿゚)ξ「私が聞いた作戦内容とはまったく別の展開になってて、私は慌ててあんたを探してきたってわけ」

从'ー'从「そうだったんだ〜。あれれー? じゃあツンちゃんは味方じゃないの?」

ξ;゚⊿゚)ξ「いや、だからそう言ってるじゃない」

从'ー'从「それじゃあなんで私を助けてくれたの? ツンちゃんが敵なら私を助ける理由ってなかったんじゃないかなぁ〜」


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