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('A`)は異世界で戦うようです
223
:
1
:2014/06/09(月) 23:38:31 ID:Q3Oqlw1I0
声の方を見ると、廃屋の屋根に腰かけたモララーと目があった。傷一つなく、程よい運動をした後のような爽やかさだ。
('A`)「戦いは?」
( ・∀・)「お前が寝てる間に終わったよ。世話かけさせやがって」
('A`)「悪い」
( ・∀・)「ま、あとは副団長の報告待ちだ。本調子じゃないなら休んどけ」
('A`)「そういうわけにはいかないんだ。急いで王都に戻らなきゃならない」
( ・∀・)「何?」
ドクオはこの戦いが時間稼ぎだということ、倒れる前に見た映像のこと、全てを丁寧に話していく。モララーは黙ってそれを聞いていたが、やがて。
( ・∀・)「駄目だ。お前が王都に行ったところで何ができる」
('A`)「戦える」
ドクオは問いに即答するが、モララーは槍の切っ先をドクオに向けて、さらに口を開いた。
( ・∀・)「お前は騎士団の人間じゃない。ただの一般人だ。戦う力だってあんのかどうかも分からない。今まではたまたま生き残れたけど、今度は? 残ってる連中もバカじゃあない。今頃対策を練っているはずだ。その上で、お前が行かなくちゃならない理由って、あるのか?」
('A`)「……」
モララーの言っていることは至極当然のことだ。いくら戦う力があるとはいえ、ドクオはあくまで守られる側の存在。そのために騎士団があり、魔法使いがいる。そこにドクオが割って入るということは、彼らの仕事を全て奪うことを意味している。誇りや矜持を、ドクオは否定するのだ。
( ・∀・)「やらなきゃならないことなら騎士団がやる。今回だって、要は大義名分のためなんだよ。本来ならここにいるべきじゃなかった」
モララーはそこで一度深く息を吸うと、はっきりと、凛とした声で
( ・∀・)「お前を行かせることはできない」
そう、言った。
( ・∀・)「連絡はいれとこう。王都がヤバイかもしれないってな。だから」
('A`)「関係ねえよ。大層なご高説ありがとさん。でも俺は行く」
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