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('A`)は異世界で戦うようです

137:2014/06/02(月) 21:36:42 ID:2qchLoc20
◇◇◇◇

ニダーは一人階段を下りていく。手元にあるランプだけが足元を照らすのみで、その先は闇がどこまでも続いていた。

この先にあるのは王都を守る結界の動力である魔力炉が設置されている。仮にこの魔力炉を失えば、先日のように王都は大混乱に陥るだろう。復旧も数日単位ではなく、もっと時間がかかる。そうなれば王都は一月と持たず壊滅するだろうことは安易に予想できた。

だが、用があるのは魔力炉ではない。気に入らないものを徹底的に叩き潰す圧倒的な力。それさえ手に入ればこんなところに用はない。

螺旋状に続く階段を一歩一歩確かめるように進んでいくうちに、ようやく目的の場所へたどり着いた。

周囲に目を配ると、円を描くように設置された魔力炉が鼓動のように音を立てている。その中心には結界を形作るための陣が描かれており、数秒ごとに光を発していた。

<ヽ`∀´>「……なんにもないニダ。こりゃガセを掴まされたニダ?」

一応他に何かないかと物色するが、特にめぼしいものはなさそうだ。

無機質な地下室にニダーの足音が響く。

その時だった。

<;ヽ`∀´>「っ!!」

目の前の魔法陣から黒い何かが噴き出している。

すぐに魔法の詠唱を開始するが、何かは凄まじい勢いでニダーの体を侵食していく。

<;ヽ`∀´>「っ〜!!」


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