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( ^ω^)はしがない錬金術師のようです
30
:
◆Dl8RDFPb.U
:2014/04/02(水) 22:24:48 ID:PjvqQdzU0
ミセ;゚ー゚)リ「こんな怪物が近くにいたんじゃ私の家とかもう住めないよ〜…」
昨日、さんざん魔導石をねだったミセリが震えながら言う。彼女は魔術師だ。村のはずれに住んでいて、この現場から一番近い。
( ゚∋゚)「この際だ、村の中の空家にでも引っ越したらどうだ。不便だろうあんなところ。俺たち自警団としても、お前の家のせいで警備範囲が無駄に広くなってしまってる」
ミセ*゚Д゚)リ「えー!だって魔術師ってのは村のはずれの誰も近づかない所に住むもんでしょ!村の中に住むとかやだよー!」
( ^ω^)(お前のような性格の村はずれに住む魔術師がいるか)
ミセリの性格は見ての通りせっかちでサバサバしたものだ。妙なプライドも持ち、どうにも扱いにくい。肝心の魔術も二流であり、ブーンの存在もあってあまり彼女を頼るものはいない。
けれど、彼女はこの村(というか今住んでいる村はずれのボロ屋)をいたく気に入っているらしく、ここにずっと暮らしているのだ。
('A`)「お前魔術師だろう、防御用の魔法とか、反撃用の魔法とか無いのかよ」
村長との話も終わったのか、ドクオが話に加わる。
ミセ*゚ー゚)リ「私ができるのは治癒とか錬成とかですー!攻撃魔法とか見たかったら王都の遠征書士隊にでもついてったら?」
( ゚∋゚)(ブーンの術と完全にかぶってるな…)
( ^ω^)(どうりで向かう客がいないはずだお)
クックルとブーンはヒソヒソと話し合う。
(´・ω・`)「まあまあ、こんなところで口喧嘩なんてしててもしょうがない
それで、クックル隊長。どうするのさ?」
( ゚∋゚)「…そうだな、とりあえずは村の若い奴らをかき集めて、事故現場一帯を調査する。妙な獣の跡だとかを探すぞ」
('A`)「手伝いますわ、この辺の地理は俺が一番詳しい…まあ流石に今日はかなり奥まで来ちまったけど」
(´・ω・`)「僕は遠慮しとくよ…シャキンに任せる」
(`・ω・)「えっ」
奥の方で馬車を待機させていたシャキンが弟の声に振り返る。
( ^ω^)「僕もこういう動き回る作業は苦手なんで遠慮しますお…」
( ゚∋゚)「まあ問題ないだろ。自警団だけでも人手は充分だしな」
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