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( ^ω^)ブーンは勇者を討伐するようです
137
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:09:16 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「お……?」
ザムクナハツ・メンゼン の しきちない で なにか が おこなわれて いる ようだ!
从;'ー'从「……あれは」
ξ゚⊿゚)ξ「焚刑じゃないかしら」
にんげん が くくりつけられた ぼう が ならんでいる!
その した に たくさん の もくざい が くべられている よう に みえる!
(; ^ω^)「……なんだか子供達もいるようだけど」
从;'ー'从「あの場にですか……!?」
('A`)「あの婆さんの話はパチじゃなかったようだぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「……行ってみましょ」
('A`)「だな。どんなヤツを燃やそうとしてんのか気になる」
ないとうたち は ザムクナハツ・メンゼン の しきちない に むかった!
………
……
…
138
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:11:45 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン しきちない】
( ・−・ )「薪をつめ! 急げ!」
( ´`)”
こども と おとな が まき を つんでいる!
( ゚'ソ゚)「やめろッ!! 助けてくれーッ!!」
(; `Å´)「神よ……」
ぼう に くくりつけられた ひと が ひっし に さわいでいる!
( ^ω^)「……シーン殿。これは」
( ・−・ )「ないとう殿、ワタナベ卿……。お見苦しい所をお見せしております」
('A`)「焚刑か?」
( ・−・ )「左様」
139
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:13:36 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「これは、どの様な人たちですかお?」
( ・−・ )「勇者を愚弄し、最後まで改宗しなかった者たちです」
('A`)「邪教徒みてぇなもんか」
( ・−・ )「勇者を貶す言葉を唱え、神に祈り続ける者共……。拷問虚しく、火をくべようとは」
从;'ー'从「この者達は正教徒ですか……?」
( ・−・ )「……確かに正教徒です。しかし、我々は異教に対して寛大だ」
从;'ー'从「……そうでしょうか」
( ・−・ )「正教徒の中でもより、邪悪な教徒……。それを罰するだけのこと。正教の教典にもある。おかしなことではない。罪は罪の他ならない」
从;'ー'从「……はい」
( ・−・ )「誤解してほしくないところです。無闇に異教徒を殺しているのではないということを」
ξ゚⊿゚)ξ「……あの子」
( ^ω^)「お?」
ξ゚⊿゚)ξσ「ほら」
140
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:14:34 ID:E7/mW/620
*(;‘‘)*”
おんなのこ が まき を つんでいる!
( ^ω^)「あれは、あの……」
ξ゚⊿゚)ξ「街であった子ね。怒鳴られてた」
( ・−・ )「知り合いなのですか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ。知り合いというわけでは」
( ・−・ )「ああして、罪人を罰し、我が信仰に貢献してくれる子供も増えております。我々としては喜ばしい限りです」
( ^ω^)
おんなのこ は いっしんふらん に まき を つんでいる!
( ・−・ )「もう良いだろう! 罪人から離れよッ!!」
ひとびと は ぼう に くくりつけられた ひと から はなれた!
.
141
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:16:40 ID:E7/mW/620
( ・−・ )「よりお見苦しくなりますが、ご承知を」
从;'ー'从
( ゚'ソ゚)「ご慈悲をーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
(; `Å´)「頼む、やめてくれーー!」
川;∂△∂)「お願いです! どうか、どうか!! まだ娘が……!」
( ・−・ )「悪魔の子など、とうにおらぬッ……!」
シーン は メラゾーマ を となえた!しゃくねつ の たま が すべて を こがす!
ぼう に くくりつけられた ひと は いきおいよく もえはじめた!
( ゚'ソ゚从「あああああああああああああああああああああああああああああ」
川从从△∂)「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ぼう に くくりつけられた ひと は もがき くるしんでいる!
.
142
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:18:13 ID:E7/mW/620
( ・−・ )「この仕事はやりがいのある仕事ではありません。残酷極まりないものだと自覚しております」
( ^ω^)
( ・−・ )「しかし、これは全世界の民を守るため……。再び魔物に支配されないための、対抗手段なのです」
( ・−・ )「神などでは救えない、この世界。必ずや勇者様がお救いになってくれるでしょう」
( ゚'ソ从
ぼう に くくりつけられた ひと は もえている!
*(∩∩)*
从;'ー'从、
しょうじょ は かお を て で おおっている!
ワタナベ は ただ それを みていた!
.
143
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:19:17 ID:E7/mW/620
('A`)「とんでもねぇ、火の勢いだな」
あたり は けむり で いっぱい に なった! けむり は ひのひかり を さえぎって いる!
けむり に ほのおのあかいろ が うつり じごく の ような こうけい だった!
(;;;..゚'从
もやされた ひと は くずれはじめた!
あたり は ひと の こげた におい で いっぱい だ!
( ・−・ )「焚刑に参加したものはもう良い。あとは我々でやる」
ひとびと が ぞろぞろ と かえってゆく!
( ・−・ )「見ていて気持ちのいいものでは無いでしょう。あなたがたも、どうぞ」
( ^ω^)「……そうですね。失礼致しますお」
ないとうたち は そのば から さった!
………
……
…
144
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:20:47 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン いっかい】
('A`)「全世界の民とやらを守ってるんだってよ」
ξ゚⊿゚)ξ「矛盾もいいところね」
( ^ω^)「お?」
ξ゚⊿゚)ξ「だって、そうじゃない。全世界の民のうちの何人かを目の前で燃やしてたんだから」
( ´ω`)「あ。そうか」
ないとう は ばかまじめ に 「たいぎはりっぱなのだな」 とか おもっていた!
从 'ー'从、「……やはり、人の死にゆく所というのは慣れないものですね」
(;'A`)「……大丈夫か?」 ぬっ
从'ー'从「ええ」
ドクオ は なんとしてでも ワタナベ と かいわ が したい!
.
145
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:23:09 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「アナタは焚刑をしたことはないの?」
从'ー'从「焚刑の功績は……、あるにはありますが……。誇れるものではありません」
( ^ω^)「……お」
ないとう は ちかへのかいだん を みつけた!
('A`)「地下もあるのか……」
( ^ω^)「それを含めると、とんでもなく巨大だお……」
ξ゚⊿゚)ξ「どうする?」
('A`)「行ってみるか」
( ^ω^)「下まで潜ると、流石に怪しまれないかお?」
('A`)「もう怪しまれてるだろ。な、ワタナベ卿」
从'ー'从「そうですね。特に私はそういう身分ですので」
146
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:25:15 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「公に調査といってるんですもんね」
ξ゚⊿゚)ξ「というより、大丈夫なの?」
从'ー'从「はい?」
ξ゚⊿゚)ξ「護衛も無しというか……」
从'ー'从「法王庁の後ろ盾があるので、危害は加えられないと思うのですが……。いざとなれば」
ワタナベ は レイピア を ぬいた!
从'ー'从「私とて、ヴァルキリー。生き抜く覚悟は出来てます」
('A`)「そうそう。前の調査団ってどうなっちまったんだよ。あん時、はぐらかされて結局分からず仕舞いだったし」
从'ー'从「……それも調査内容の一つです」
ξ゚⊿゚)ξ「居なくなっちゃったってわけ?」
从'ー'从「……法王庁への調査報告は書面で済ませ、本人は故郷に戻ったとだけ、後に手紙で。少なくとも、前回の調査隊長はそうです」
('A`)「じゃあ良いじゃねぇか」
从'ー'从「しかし、その後調査団を見たものはいません。我々が、その故郷を訪ねても見つかりませんでした」
147
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:28:22 ID:E7/mW/620
('A`)「消されたって事か?」
从'ー'从「最悪、そうなったのかと……」
ξ゚⊿゚)ξ「とんだ所に来たのね、アナタ」
从'ー'从「覚悟の上です」
('∀`)「ま。そう気張るなよ。ひとまずは、俺らが護衛だから。な?」
( ^ω^)「そうだお。僕らに任せてくださいお!」
从'ー'从「ありがとう。たくましい方々なのですね」
(*'∀`)
(*^ω^)
*スケベポイント が あがりました
げんざい:20
ξ´゚⊿゚)ξ
ツン は あきれて もの も いえない!
………
……
…
148
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:30:21 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン ちか】
カツーン……
カツーン……
( ^ω^)「……扉だらけだお」
き で できた とびら が ろうか に ずらり と ならんで いる!
('A`)「まるで牢獄だな」
ドンドン……
ドンドン……
('A` )「やっぱ中に人がいるみてぇだ。閉じ込められてんぜ」
从 'ー'从「……嫌な空気ですね」
149
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:31:15 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ”
ツン は とびら の なか を のぞこう と している!
('A`)「見えんの?」
ξ゚?゚)ξ「うん。隙間がある」
ツン は とびら の なか を のぞいた!
( ゚Ц゚)
おとこ が ちからなく すわって いる ようだ!
( ^ω^)「どうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「放心状態って感じ」
150
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:33:13 ID:E7/mW/620
カツーン……
カツーン……
从'ー'从「誰か近寄ってくるようですが……」
ξ゚⊿゚)ξ「あら」
カツーン……
カツーン……
|::━◎┥
よろいのおとこ が ちかよって きた!
川;`τ´)「嫌だ……! 助けて……」
よろいのおとこ は おんな を つれている!
|::━◎┥「……ん? 何だお前らは」
( ^ω^)「枢機卿に許しを得て、教会内を見せて頂いておりますお」
151
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:35:05 ID:E7/mW/620
|::━◎┥「そうか」
从'ー'从「この女の方は?」
|::━◎┥「罪人だ。コイツには務めが待っている」
('A`)「……興味があるな。それ、少し見学していいか?」
|::━◎┥「……好きにしろ」
よろいのおとこ は おんな を つれて さっていった!
('A`)「行くか」
( ´ω`)「うーん、それは気乗りしないお」
('A`)「そういうなよ。演劇でも見に行くと思おうぜ」
チープ な はげまし だった!
………
……
…
152
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:36:03 ID:E7/mW/620
('A`)「ここか?」
|::━◎┥
あかいとびら の まえ に ついた!
よろいのおとこ は あかいとびら を ひらいた!
从;'ー'从「ぃ……」
とびら の なか は まっか に そまっていた!
へや から ひとびと の ひめい が とびかう!
川;`τ´)「い、いや……」
おんな は しょんべん を もらした!
あし が ふるえ そのば に すわりこんだ!
.
153
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:36:45 ID:E7/mW/620
|::━◎┥「立て」
よろいのおとこ は おんな を ひっぱった!
川;`τ´)「た、助けて。お願い……!」
|::━◎┥「来いッ!!」
川;`τ´)「嫌だ!! 嫌だ!!」
(; ^ω^)
ないとうたち は へや に はいった!
へや の いたるところ で ごうもん が おこなわれている!
ξ゚⊿゚)ξ「……想像以上ね」
('A`;)「何人いるんだ、これ……。天井の逆さ吊り合わせたらすごい数だぞ」
从;'ー'从
ワタナベ は こころ の なか で かみ に いのった!
.
154
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:37:40 ID:E7/mW/620
( ━)”
( ゚'∨゚)「あああああああああああああああああああああ!!!」
くろしょうぞく は おとこ の ひふ を はさみ で はがしている!
(; ´ω`)「う……」
川;`τ´)「い、嫌だ!! やめて!!」
( ━)”
くろしょうぞく は おんな の あし を しゃりん で くだいた!!
川;゚'τ´)「あ゛ッ!!」
|::━◎┥「手足共に砕け」
( ━)「ハッ」
155
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:38:27 ID:E7/mW/620
从;'ー'从「ひどすぎる……」
( ━)”
( ゚'*`)「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」
くろしょうぞく は せいたい を つぶされた おとこ の あし に ねっした ぼう を おしつけた!
从;-ー-从
ワタナベ は おもわず め を ふせた!
……ナベ
从;'ー'从「……?」
かすか な こえ が ワタナベ の みみ に とどいた!
.
156
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:40:11 ID:E7/mW/620
从'ー';从 きょろきょろ
ワタナベ は あたり を みまわした!
( ゚'庁゚)「……タナベ卿」
从;'ー'从「……!!」
ちゅうづり の おとこ が かすか に こえ を だしている!
( ゚'庁゚)” ぱくぱく
おとこ は なにか を つたえようと ひっし だ!
从;'ー'从(……バルドゥング卿!?)
( ゚'庁゚)「……ゲロ」
从;'ー'从
( ゚'庁゚)「ニゲロ」
157
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:41:10 ID:E7/mW/620
|::━◎┥「気が済んだか? 本来なら見せるものではない。出て行け」
('A`;)「あ、ああ。悪かったよ。邪魔したな」
(; ^ω^)「行くかお」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ」
从;'ー'从
ξ゚⊿゚)ξ「ワタナベ卿?」
从;'ー'从「は、はい!」
ワタナベ は しょうき に もどった!
( ━)
くろしょうぞく は とびら を あけた!
ないとうたち は ごうもんしつ から でた!
………
……
…
158
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:42:42 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン ちか】
('A`;)「……やっぱり思った通りだ。赤い扉は全部拷問室だぜ。かすかに悲鳴が漏れてる」
(; ^ω^)「ここに来るまで赤い扉は3つくらいあったお」
ξ゚⊿゚)ξ「三階にも、四階にもあったと思うわ」
(;'A`)「……そんだけ拷問する人間がいるって事だろう」
从;'ー'从
(; ^ω^)「ワタナベ卿?」
从;'ー'从「え?」
('A`)”「どうかしたのか?」 ぬっ
ドクオ から は おれだけ が ワタナベ を しんぱい するのだ と いった きあい が にじみ でている!
从;'ー'从「いえ……。少し考え事を」
159
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:43:58 ID:E7/mW/620
(; ´ω`)「無理もないお。僕もかなり気分が悪くなったお」
ないとう は げんなり している! MP が 4 さがった!
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと新鮮な空気を吸いに行きましょ。臭いが鼻に残る」
(; ´ω`)「この教会でこんなにも人の焼ける臭いを嗅ぐことになるとは思わなかったお」
从;'ー'从
ワタナベ は しんみょう な かお を している!
(;'A`)「どうした? やっぱキツかったか?」
ドクオ は ここぞとばかり に やさしい!
ドクオ の やさしさ が 1 あがった!
ドクオ の けいさんだかさ が 1 あがった!
ドクオ の いやらしさ が 8 あがった! しかし、 ドクオ の いやらしさ は MAX だ!
………
……
…
160
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:45:46 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン しきちない】
( ^ω^)「そういえば、一緒にいた騎兵はどこにいったんだお?」
从'ー'从「彼らは先に休ませています。長旅でしたから」
( ^ω^)「ああ、そうか……。正教の騎士団だから、貴族ばっかりなのかお」
从 ^ー^从、「よくご存知で」
ξ゚⊿゚)ξ「ボンボン達は慣れてないわよね」
从'ー'从「ええ。私も言えた口ではありませんが。……私も貴族ですし」
('A`)「お前も貴族なんだろ?」
( ^ω^)「いやぁ。僕は違うお。平民だお」
('A`)「あれ? そうなの?」
( ^ω^)「おっおっ。ヴァルフガルド王は、身分をあまり気にしないお方なんだお。優れた人材は優れた人材として扱ってくださるんだお」
从'ー'从「噂通りの王ですね」
161
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:48:35 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「そう言うアンタも貴族なんじゃなかったっけ?」
(;'A`)「ま、そうなんだけどな」
从;'ー'从「えっ……」
( 'A`)
从;'ー'从「あ。すみません……」
( '∀`)「……いいのさ」
ドクオ の スキル「ナイーブ」 が はつどうした!
ドクオ は すこし こころ に きず を おった! かなしく なった!
( ^ω^)「貴族が暗黒騎士になれるのかお……」
( 'A`)「若かったんだよ」
じんせい けいけん ほうふ な ないとう は なんとなく さっした!
.
162
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:51:04 ID:E7/mW/620
カァ……
カァ……
じょうくう で カラス が ないている!
ξ゚⊿゚)ξ「……すごい数のカラスね」
( 'A`)「死体に群がってんじゃねぇの」
ξ゚⊿゚)ξ「さっきの?」
( 'A`)「ああ。こんがり焼けててきっと美味いんだろうぜ」
( ^ω^)「僕は生焼けの方が好きだお」
( 'A`)「実は俺もなんだけどな」
ξ゚⊿゚)ξ
これは よだん だが ツン は このかいわ を さかい に なまやけ の おにく が あんまり すき では なくなる!
スキル「なんでもウェルダン」 が みについた!
………
……
…
163
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:53:46 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン しきちない うら】
カァ……
カァカァ……
バサバサバサ……
カァ……
(;'A`)「これ一面、全部死体なのか……?」
从;'ー'从
あたり いちめん に したい が ならんでいる!
(; ^ω^)「恐らく、安置する場所も無くなって、寝かしてるんだお」
('A` )「エラい傷つけられてるな……。カラスに啄まれたか、それとも……」
ξ゚⊿゚)ξ「こっちの穴に押し込まれてるのは、燃やされた人たちね……」
ツン と ドクオ は したい の うえ を ふんで すすんで いった!
(; ´ω`)「……流石は闇の人たち」
164
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:55:09 ID:E7/mW/620
从;'ー'从「疫病にかかるかもしれませんよ」
('A`)「ああ。その辺は大丈夫。頼りになるないとう殿がいらっしゃいますので」
さすが に えきびょう は なおせない!
ξ゚⊿゚)ξ「……ん?」
('A`)「どした」
ξ゚⊿゚)ξσ「あそこ」
なにやら いっかしょ に カラス が あつまって いる!
( 'A`)「なんだぁ?」
ξ゚⊿゚)ξ「……あ」
*(;><)*
おんなのこ が カラス に おそわれている!
http://www.youtube.com/watch?v=76OL1YfNcgc
165
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:57:29 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「あれ。あの子じゃない?」
( 'A`)「だな。なんでこんな死体の山なんかに……」
カラス は おんなのこ の め を ねらっている!
( 'A`)「獰猛だな。まるで魔物だぜ」
ξ゚⊿゚)ξ”
ツン は ゆみ を ひいた!
( 'A`)「あの子に当てるんじゃねぇぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「話しかけないで。当たるから」
( 'A`)「はい」
ツン は ゆみ を はなった!
.
166
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 20:59:19 ID:E7/mW/620
*(;><)*「!」
カラス が さんひき くしざし に なった! くしざし に なった カラス が うごいている!
ほか の カラス が わめきだした!
*(;><)*「ひ……」
しょうじょ は しりもち を ついた!
≡≡≡从;'ー'从
ワタナベ が かけつけた!
ワタナベ の こうげき! カラスたち は りょうだん された!
カラスたち は ぜんめつ した!
http://www.youtube.com/watch?v=mtsOnDTSWaA
ほか の カラス たち は じょうくう で ようす を みている!
从;'ー'从「なんて獰猛な……」
(; ^ω^)「大丈夫かお?」
ないとう が かけつけた!
167
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:00:58 ID:E7/mW/620
*(;><)*
しょうじょ は すこし けが を おっている ようだ!
从'ー'从 ス…
っ
ワタナベ は ホイミ を となえた!
しょうじょ の たいりょく は かいふく した!
*(;‘‘)*
( 'A`)「お〜〜。大丈夫だったか〜」
( ^ω^)「カラスも人を襲う時代になったようだお」
( 'A`)「飢えてんのは人間もカラスも一緒だな」
ξ゚⊿゚)ξ「地面にいっぱいエサが転がってるじゃない」
( 'A`)「そりゃ、お前。カラスだって新鮮なのがいいだろ」
168
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:03:01 ID:E7/mW/620
从'ー'从「大丈夫?」
*(;‘‘)*”
しょうじょ は て に もってる もの を さっと かくした!
( 'A`)「……お?」
*(;‘‘)*「……大丈夫」
从^ー^从「そう? ならよかった」
( 'A`)「お前さん、なんでこんな所にいたんだ?」
*(;‘‘)*
しょうじょ は うつむいている!
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃないの?」
ツン は かくした もの を みていた ようだ!
.
169
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:04:10 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「それ?」
ξ゚⊿゚)ξσ「ロザリオ」
*(;‘‘)*
从^ー^从「安心して。私は正教徒だから」
( ^ω^)「おっおっ。僕もだお」
*(;‘‘)*
しょうじょ は て に もっていた ロザリオ を みせた!
( 'A`)「これ、死体の中から探してたのか?」
*(;‘‘)*「うん。バチがあたる」
( 'A`)「いい子なこって」
从^ー^从「きっと聖母様も喜ばれるでしょう」
*(;‘‘)*「……多分まだいっぱいある」
170
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:08:18 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「死体が身につけてるのかお?」
*(;‘‘)*「……拷問されたやつにはない」
( ^ω^)「……なるほどだお」
ξ゚⊿゚)ξ「でもさ。君、焚刑の時に薪をつんでなかったっけ……」
*(;‘‘)*
しょうじょ は うつむいて しまった!
( ^ω^)「お父さんに強制されたんだおね」
*(;‘‘)*
しょうじょ は うつむいた まま だ!
ξ゚⊿゚)ξ「よく知ってるわね」
( ^ω^)「ほら、街で早く教会にいけって」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、そうか。怒鳴られてたのはそれだ」
171
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:09:14 ID:E7/mW/620
( 'A`)「……ま、何にせよ訳ありって事だな」
从'ー'从
ワタナベ は そら を みあげた!
カラス は しょうじょ が ひとり に なるのを まっている!
从'ー'从「一人にする訳にも行かないようですね」
( ^ω^)「ここのカラスはこんななのかお?」
( 'A`)「美味しいもんいっぱい食ってるからじゃね?」
从'ー'从「お家まで案内して? 私が送ります」
*(;‘‘)*”
しょうじょ は うなずいた!
( ^ω^)「いいのかお? 外には勇者信仰の人たちが……」
从'ー'从「もう一度、あの街をしかと見てみたいと思ってましたから」
172
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:12:01 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「危険が多いと思うわよ」
( 'A`)「あの酔っぱらい父ちゃんも、なにすっかわかんねぇと思うけどな」
从'ー'从「この子のお父様ですか?」
( 'A`)「ああ。しらねぇババアが言ってたけど、アル中だってよ」
从'ー'从「神を愛す子の父に悪い人はいません……。それに、この子に出会えたのも何かの因果だと思いますし」
('A` )「坊さんはいつもそうなんだ」 ヒソヒソ
( ^ω^)「なら、僕達も行きましょうかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。……この教会に居るよりは、乞食だらけのスラムの方がマシかも。臭いし」
( 'A`)
ドクオ は はんせい した!
なぜ、 ないとう より さき に ごえい を かって でなかった の だろうかと!
なぜ、 ちょっとした にくまれぐち を ゆうせん してしまった の かと!
ドクオ は はんせい した!!!
.
173
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:14:28 ID:E7/mW/620
从'ー'从「この死体の上を行き、神具を救うアナタの家族。一度、ご挨拶したいの」
*(*‘‘)*
しょうじょ は ほお を あからめた!
从'ー'从「お名前は?」
*(*‘‘)*「ヘリカル」
从^ー^从「いい名前ね」
ないとう は ヘリカル と しりあい に なった!
*(*‘‘)*”
ヘリカル は こばしり で したい の うえ を いった!
*(*‘‘)*「こっち!」
174
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:16:14 ID:E7/mW/620
从'ー'从「行きましょう」
( ^ω^)「うんお」
あるくたび に したい の ほね が おれる かんしょく が する!
( 'A`)「最悪な歩き心地だぜ」
(; ^ω^)「あの子はきっとクッションを踏んでる感覚なんだろうお」
( 'A`)「だな」
ξ゚⊿゚)ξ「それでも嫌よ」
( 'A`)「ツンはしないの? 折れる感じ」
ξ゚⊿゚)ξ「鎧着てないし」
( 'A`)「話変わるけど、すそ、汚れてるぞ」
ξ゚⊿゚)ξ
ツン は げんなり した! ツン の MP が 9 さがった!
………
……
…
175
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:56:41 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン まち】
ガァ……
ガァ……
*(‘‘)*「こっち」
(^ω^ )「……この辺はまだマシな感じがするお」
ξ゚⊿゚)ξ「そう? 掘っ立て小屋ばっかりじゃない」
( 'A`)「布張っただけのテントみてぇな家ばっかりよりはマシだろ」
( ^ω^)「そんでも死体は転がってるお」
やせこけた にんげん が すみ で ちからなく たおれている!
*(‘‘)*「生きてる」
( ^ω^)「え? そうなの?」
*(‘‘)*「こっち」
ヘリカル は いりくんだ みち を すすんでいった!
.
176
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 21:58:04 ID:E7/mW/620
( 'A`)「……にしても」
( ^ω^)「お?」
( 'A`)「すげぇ見られてるな」
まち の ひとびと は ないとうたち を じっと みている!
从 'ー'从「この辺なの?」
*(‘‘)*「うん。ここ」
从 'ー'从「あ、ここなんだ……」
( 'A`)「他の家より、いくぶんマシだな」
( ^ω^)「だって、昔はすごい戦士だったって言ってたじゃないかお」
( 'A`)「酔っぱらい?」
( ^ω^)「そうだお」
177
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:00:01 ID:E7/mW/620
*(‘‘)*”
ヘリカル は とびら を ノック した!
なか から おんなのひと が でてきた!
|゚ノ ^∀^)「おかえ……」
从 'ー'从「突然の訪問失礼致します」
|゚ノ;^∀^)「……きょ、教会の兵士がここに何の」
从 'ー'从「いえ。私は正教会の者です」
|゚ノ;^∀^)「せ、正教会……?」
从 'ー'从「法王庁所属、第8聖騎士団小隊、小隊長、ワタナベ・ゼヴァと申します。洗礼名は
タナゥ・ペクス・トリファン・アーデ・アーデ・マグタ・ファンテェンサス。特位、プリーストです」
|゚ノ;^∀^)
おんなのひと は かたまっている!
178
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:01:06 ID:E7/mW/620
( 'A`)「無理もないわな」
( ^ω^)「それが、かくかくしかじかでして……」
ないとう は こと の あらすじ を かんたん に せつめい した!
|゚ノ;^∀^)「……そうでしたか。ヘリカル、あれだけ見つからないようにと」
*(‘‘)*、
ヘリカル は うつむいている!
|゚ノ;^∀^)「……とりあえずはお入りください。ここでは人の目があります」
从 'ー'从「はい……。失礼致します」
ないとうたち は ヘリカルのいえ の なか に はいった!
.
179
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:02:49 ID:E7/mW/620
( ゚≒゚)「……あれは正教会の人間じゃないか?」
ひとびと は ひそひそ と はなしている!
(`£´ )「確かにそうだ……。また街に来たのいうのは本当だったみたいだな」
( ゚≒゚)「我々の信仰を密告するつもりなのでは……」
ひとびと は ざわつき はじめた!
(`£´ )「どうする?」
( ゚≒゚)「魔物が再びはびこる前に……」
( ゚彡ミ゚)「勇者様が守ってくださっている……。セントジョーンズ様も……」
(`£´ )「だが、我々の信仰は我々の手で守らなくては……」
………
……
…
180
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:04:52 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン ヘリカルのいえ】
|゚ノ ^∀^)「わざわざ遠くから、このような酷い街に」
おんなのひと は みず を だした!
从 'ー'从「申し訳ありません、貴重な水を……」
|゚ノ ^∀^)「いえ……」
从 'ー'从「お母様は、正教徒なんですか……?」
|゚ノ ^∀^)「……私はこの子の母ではありません」
( ^ω^)「お?」
|゚ノ ^∀^)「今はこうして世話をしていますが……」
ξ゚⊿゚)ξ「話が見えないわね」
181
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:05:53 ID:E7/mW/620
|゚ノ ^∀^)「……何から話せば良いのか」
おんなのひと は すこし かんがえて くち を ひらいた!
|゚ノ ^∀^)「あの。申し遅れました。私はレモナと言います」
( ^ω^)「お……。僕はないとうと申しますお」
ξ゚⊿゚)ξ「ツンです」
( 'A`)
( ^ω^)「ドクオ」
( 'A`)「あ? ああ。俺はドクオだ」
ドクオ は どうも ぼーっと していた ようだ!
ドクオ の しゅうちゅうりょく が 3 さがった!
|゚ノ ^∀^)「私は、あの教会の修道女でした」
( ^ω^)「勇者信仰のですかお?」
|゚ノ ^∀^)「いえ……。正教のです」
182
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:10:02 ID:E7/mW/620
从 'ー'从「そうだったのですか……」
|゚ノ ^∀^)「はい……。もちろん、今だって私の心は神にあります……」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあここでは生きにくいわね」
|゚ノ ^∀^)「……民衆の前では勇者に祈りを捧げています。この子も」
( 'A`)「そりゃ賢い」
从 'ー'从「……教えてくれませんか。この街がどうしてこのような姿になったのか」
|゚ノ ^∀^)「やはり、法王庁までこの街の状況や過程は届いていなかったようですね」
从 'ー'从「すみません。遠くの地なので、法王庁の力が及ばず……。こうして調査をしているのですが……」
|゚ノ ^∀^)「いえ、致し方ない事です……、事情がお有りなのだと思っております」
从 'ー'从「ご理解、助かります。この調査をきっかけに、何か変われば良いのですが……」
|゚ノ ^∀^)「はい……。この街が正教の栄える、美しい街であった時代はご存知だったと思います」
从 'ー'从「ええ」
|゚ノ ^∀^)「それこそ、勇者がここを訪れ、奇跡と言われる伝説を残した時期の話です……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━
━━
183
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:12:19 ID:MjYvkGFI0
支援
184
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:12:26 ID:E7/mW/620
【かいそう】
http://www.youtube.com/watch?v=E5tquD727ik
その当時私は産まれておりませんでしたが、人々の心も豊かで、貧しいながらも力強く生きていたと言います。
昔から結構貧しかったんだな。
土が痩せてるっていってたじゃない。
あ、そうか。
ある時、この土地に新しい枢機卿が赴任してきました。
セントジョーンズ様ですね……。その記憶は、法王庁にもあります。
(’e’)
実に熱心なお方で、神のためならば何でもするようなお人でございました。
次第に、人々からの信頼を得、以前の枢機卿よりも称えられるお方になっていきました。
あの、うさんクセェとっちゃんぼうやがねぇ……。
セントジョーンズ様は祈りの力で、魔物からの恐怖に怯える人々を勇気づけていました。
185
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:14:56 ID:E7/mW/620
しかし、魔族の力はより強大になり、多くの人々が殺されるようになったそうです。
その頃に私は生まれたのですが、壮絶な時代だったと聞いています。こうして暮らせてる今も幸福です。
そして、私がまだ幼い頃に、魔物による大規模なザムクナハツ・メンゼンの攻略が行われました。
教会の兵士達……。セントジョーンズ様の強大な魔力、シーンやトラギコ。そして、魔槍士プギャーの活躍により魔物を殲滅することが出来ましたが、
被害は大変大きい物でした。
( ^Д^)
プギャーって……ヘリカルちゃんのお父さんだおね?
はい。その頃は、とても逞しく、優しく……。大変ご立派なお方でした。
無論、その頃はまだヘリカルも産まれて無いのですが。
そして、どうなったのですか……?
この戦闘の中で、セントジョーンズ様の妻が亡くなりました。
魔物に犯され、しまいには車輪に括りつけられていたと言います。
……そうかお。
それからセントジョーンズ様は変わってしまわれました。
186
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:16:38 ID:E7/mW/620
以前の様な熱心な活動は行わず、ザムクナハツ・メンゼンは怖いほどの静寂に包まれました。
そんな中、勇者様が魔王を倒し、世界から魔族が消えたのです。
こいつぁベストタイミングってやつだな。
はい。私達は歓喜しました。もちろん、神にも感謝致しました。
その頃、私は修道女になったのですが……。
ただ、セントジョーンズ様は
(’e’)「この世に神などいなかったのだ……」
……、と。
そこから勇者信仰が始まったってことね。
ええ。そこからは一方的な宗教改革でした。
熱心な正教徒は疑いをかけられ、ほとんどが拷問されました。
もちろん、帰ってきた人などいません。
シーン、トラギコはセントジョーンズ様につき、勇者を神同等……、いやそれ以上に崇めるようになりました。
プギャーはどうなったんだお?
彼の妻はザムクナハツ・メンゼンの修道女でした。そして、彼自身も神を愛する一人の徒でありました。
187
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:18:43 ID:E7/mW/620
その後、内戦がありました。
正教徒の拷問に不服とする正教軍を魔槍士プギャーが率いって、ザムクナハツ・メンゼンに戦いを挑みました。
しかし、ほとんどの人間がこの悲惨な宗教改革に屈し、勇者を崇めている状況で、その戦いは無謀そのものでした。
結果は、正教軍の惨敗に終わりました。関わったものは全て焚刑にされました。もちろん、彼の妻も。
3年前の話です。
プギャーは処されなかったのかお?
ええ。以前の功績を称えて……、と。セントジョーンズ様なりの、ご慈悲だったのでしょう。
そうですか……。ではこの子には母親がいないのですね。
*(;゚' ゚)*
川 从从)人从「……ダ ス ケ」
*(;゚' ゚)*
川 从从)人从「ア゛ ヅ……ィ」
ヘリカルの母は、ヘリカルの前で燃やされ、死んでいきました。
やはり、母を忘れられないのか……。たまにこうして神具を拾ってきます。
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━━━━━
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188
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:22:01 ID:E7/mW/620
*(‘‘)*
っ”
ヘリカル は てあそび を している!
从 'ー'从「……なんと可哀想な子」
|゚ノ ^∀^)「私はこの子を放っては置けませんでした。魔槍士プギャーも変わってしまい、今は……」
( 'A`)「アル中のろくでなしなんだろ?」
|゚ノ ^∀^)「何故それを……」
ξ゚⊿゚)ξ「会ったのよ。ここに来てすぐに」
|゚ノ ^∀^)「そうですか……」
( 'A`)「この子の事を怒鳴ってたぜ。さっさと教会行けってな」
ξ゚⊿゚)ξ「勇者なんか信仰してないんでしょ? この子。それを無理やり行かせて正教徒燃やさせるってのはあんまりすぎると思うけどね」
|゚ノ ^∀^)「……生き抜くためなのです。特にこの子の母親は、熱心な修道女でしたから。私も時折、焚刑に関わってます」
|゚ノ ^∀^)「怒鳴ったのは……。彼なりの……必死さと言うか……」
189
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:24:45 ID:E7/mW/620
从 'ー'从「言葉も出ません……」
|゚ノ ^∀^)「街の皆は、勇者を崇めなければ魔物が復活するというセントジョーンズ様の言葉を信じきっています……」
レモナ は ことば を つまらせた!
|゚ノ;^∀^)「街の人間の信仰心や、ザムクナハツ・メンゼンの支配は日々強くなる一方です」
|゚ノ;^∀^)「毎日のように連れて行かれる正教徒の人間を見ると……、まだ魔物が蔓延っている頃のほうがマシだったと言っても過言ではありません」
|゚ノ;^∀^)「あの頃は、みんな手を取り合って助け合い、協力して困難に立ち向かっていました」
从 'ー'从「……やはり正教徒に寛大という言葉は偽りだったのでしょうか」
|゚ノ;^∀^)「表向きはそうなのでしょうが……。正教徒の密告制度があります。信仰を汚す者は密告して疑いを教会側で調べるのです」
|゚ノ;^∀^)「しかし、それも実際には手当たりしだいの正教徒狩りに近い状況です。私怨や嘘の密告で正教徒は拷問にかけられています」
( 'A`)「で、帰ってきた人はいないと」
|゚ノ;^∀^)「はい……」
190
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:27:46 ID:E7/mW/620
|゚ノ;^∀^)「この自由のなく……、飢えや苦しみに耐える嘘の平和が蔓延ってしまえば、もう街は滅んだも同然です……」
|゚ノ;^∀^)「……ワタナベ様。どうか、神の力でこの街お救いください」
从 'ー'从
|゚ノ;^∀^)「何度も正教会の隊がザムクナハツ・メンゼンに出入りするのですが、特に進展はなく……」
( 'A`)「ああ。それも何だか怪しいんだよな?」
从 'ー'从「……前回派遣した隊の人間は発見しました」
( ^ω^)「お……?」
从 'ー'从「拷問室で」
(; ^ω^)「……囚われていたのかお?」
从 'ー'从「……いち早く救出する必要があると思います。今日の夜中に使いを送ります」
ワタナベ は ひといき ついて くち を ひらいた!
从 'ー'从「そして、近日中に大規模な攻略戦の是非を正教議会で提案いたします」
191
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:30:39 ID:E7/mW/620
|゚ノ;^∀^)「ほ、本当に……?」
从 'ー'从「必ずや」
|゚ノ;^∀^)「……まさか、信じられません」
……バタン
とびら の しまる おと が した!
だれか が ちかづいてくる!
( ^Д^)「……ああ?」
さけ を もった おとこ が きた!
おとこ は よっぱらっている!
( ^Д^)「おい。誰だ、こいつら」
|゚ノ;^∀^)「……そのお酒。またどこかから」
( ^Д^)「るせぇ……」
192
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:32:23 ID:E7/mW/620
( 'A`)「よお。よく見たらきたねぇオッサンだな。ヒゲくらい剃れや」
( ^Д^)「……てめぇ。どっかで会ったな」
( ^ω^)「街で会ったお。幌馬車を襲う人たちを見て、いろいろ言ってたじゃないかお」
( ^Д^)
おとこ は きおく を たどっている!
( ^Д^)「……ああ」
おとこ は おもいだした ようだ!
( ^Д^)「で、なんでテメェらがここにいんだよ。あぁ!?」
|゚ノ;^∀^)「な、なんて口を! この人達はヘリカルを助けてくれて……」
( 'A`)「いや、良いよ。恩に着せるつもりもねぇしな」
ドクオ は なんも やってない!!!
.
193
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:36:09 ID:E7/mW/620
|゚ノ;^∀^)「すみません……。彼はプギャー……。ヘリカルの父です……」
*(‘‘)*
ヘリカル は うつむいて いる!
从 'ー'从「お父さん、はじめまして。私は第8聖騎士団小隊、小隊長、ワタナベ・ゼヴァと申します」
( ^Д^)「……てめぇ、法王庁の人間か」
从;'ー'从「はい」
( ^Д^)「今更こんなトコに何の用だ? あぁ……?」
プギャー は ワタナベ に いんねん を つけはじめた!
プギャー は つくえ の うえ の もの を はらいとばした!
(; ^ω^)「おわっ!」
もの が ないとう の あし に あたった! ないとう に 0 の ダメージ!
(#^Д^)「この街を見捨てた法王庁が何の用だって言ってんだよッ!!」
194
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:38:30 ID:E7/mW/620
|゚ノ;^∀^)「ちょっと……!」
从;'ー'从「み、見捨ててなどと……!」
(#^Д^)「あぁ!? この街の現状を見たのかテメェ!! これ全部テメェらのせいだぞ……!!」
*(;‘‘)*
ヘリカル は おびえている!
( 'A`)「おいおい。女に怒鳴り声を浴びせるってのは関心しないな」
ドクオ の いいところ を みせる チャンス だ!!
ドクオ は たちあがった!
ワタナベ は ドクオ を よけて プギャー に よった!
从;'ー'从「確かに、アナタの言うとおりです。法王庁の力が及ばず……」
(#^Д^)「今更味方ぶってんじゃねぇ……!!」
( 'A`)
ξ゚⊿゚)ξ「どんまい」
ドクオ は マジ で はずかしい!!
.
195
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:40:05 ID:E7/mW/620
(#^Д^)「ケッ……。せっかく気持ちよく酔ってたってのにテメェのせいでムカついてきたぜ」
从;'ー'从「言葉もありません」
(#^Д^)「るせぇ!!」
プギャー は いす を けとばした!
(#^Д^)「テメェらがのんびりしてる間に、何人の関係ない奴らがブチ殺されていったか知ってんのか!?」
从;'ー'从
(#^Д^)「何人のヤツらがお前らや神に助けを求めながら燃やされていったか知ってんのか!?」
|゚ノ;^∀^)「やめなさいよ……!」
プギャー は レモナ を おしのけた!
|゚ノ;^∀^)「痛っ……」
( ^ω^)「大丈夫ですかお?」
ないとう は レモナ の そば に よった!
.
196
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:42:05 ID:E7/mW/620
(#^Д^)「最近になって、手のひら返したように心配するフリしやがって……」
(#^Д^)「結局は調査だなんだとロクに現状を変えようとしねぇ……!」
プギャー は ナイフ を とりだした!
ワタナベ は みがまえて いる!
ξ゚⊿゚)ξ「やりすぎ」
( 'A`)「ああ、そうだな」
ドクオ の いいところ を みせる チャンス だ!!
ドクオ の がんこう が するどく ひかる!
(#^Д^)「結局テメェらはテメェらだけ良……」
*(;‘‘)*っ
ヘリカル は プギャー の ふく を ひっぱった!
.
197
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:44:18 ID:E7/mW/620
(#^Д^)
*(;‘‘)*っ
ヘリカル は くび を ふっている!
(#^Д^)「……チッ」
プギャー は ナイフ を しまった!
( 'A`)
ξ゚⊿゚)ξ「どどんまい」
ドクオ は マジ で はずかしい!!
(#^Д^)「出て行け」
从;'ー'从
(#^Д^)「出て行けって言ってんだよッ!!」
198
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:47:45 ID:E7/mW/620
プギャー は つくえ を けりとばした!
从;'ー'从「……必ずこの街を平和に」
( ^ω^)「それでは失礼しますお」
|゚ノ;^∀^)「本当に申し訳ありませんでした……。ヘリカルがお世話になっておきながら……」
( 'A`)「ま、何てことはねぇよ。ただの善意で助けたんだ」
ドクオ は なにも やっていない!
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあね」
*(‘‘)*”
ヘリカル は うなずいた!
ないとうたち は ヘリカル の いえ を あと に した!
.
199
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:50:13 ID:E7/mW/620
(#^Д^)「……クソが!」
プギャー は あれている!
≡≡*(‘‘)*
ヘリカル は にげだした!
(#^Д^)「……おい」
プギャー は なにか に きがついた ようだ!
(#^Д^)「てめぇ、何持ってやがる……」
*(;‘‘)*
ヘリカル は もっている もの を うしろ に かくした!
.
200
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:51:51 ID:E7/mW/620
|゚ノ;^∀^)っ「やめて……!!」
レモナ は ヘリカル と プギャー の あいだ に わって はいった!
しかし、 プギャー おしのけられて しまった!
プギャー は ヘリカル の て を あらあらしく つかんだ!
て には ロザリオ が にぎられていた!
(#^Д^)「また拾って来やがったな……」
*(;‘‘)*
ヘリカル は おびえている!
(#^Д^)「何度言ったら分かるんだ!! ぶっ殺されてぇのか!!」
*(;‘‘)*
(#゚'Д゚)「テメェもあの母親と一緒になりてぇのか!? あぁ!?」
プギャー は ヘリカル を つきとばした!!
.
201
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:53:41 ID:E7/mW/620
*(;><)*
ヘリカル は しりもち を ついた!
(#^Д^)
( ^Д^)
(; ^Д^)
プギャー は しょうき に もどった!
(; ^Д^)「……お、おい」
*(;><)*
ヘリカル は なかない!
(; ^Д^)「悪かったよ……」
|゚ノ;^∀^)”
レモナ は ヘリカル を だきしめた!
.
202
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:55:19 ID:nEqhYOFs0
プギャー…
203
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:55:37 ID:E7/mW/620
(; ^Д^)「怪我はねぇか……?」
|゚ノ;^∀^)「……無いみたい」
*(;><)*
(; ^Д^)「……分かってくれ。お前を守るためなんだ」
プギャー の こえ は よわよわ しい!
(; ^Д^)”
プギャー は さけのびん を おいた!
………
……
…
204
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 22:57:24 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン ないぶ いっしつ】
( 'A`)「やけに静かだな。気味が悪いぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「夜だからね」
( 'A`)「関係あんのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「あるでしょ」
('A` )「……で、きたねぇベッドが3つと」
( ^ω^)「しょうがないお」
( 'A`)「しょうがないのかねぇ。メシもそんな微妙だったし」
( ^ω^)「街のみんなはそもそも食べれてないんだお。感謝しないと」
( 'A`)「あんなもん食うんだったら、俺のヘソゴマ食った方がマシだったぜ」
それ は ぜったい に ない!!
.
205
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:00:33 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「……お?」
ないとう は まど の そと を みた!
くらやみ に まぎれて うま が かけて いった!
( ^ω^)「ワタナベ卿の言ってた使いだお」
( 'A`)「お。行ったのか?」
( ^ω^)「みたいだお」
( 'A`)「無事届けば正教徒による攻略戦ねぇ……」
( ^ω^)「これでこの街も平和になると思うお」
( 'A`)「そーうまく行くとは思えねぇけどな」
( ^ω^)「そうかお? 正教徒の戦力はかなり高いお」
( 'A`)「そういう事じゃねぇよ」
ξ゚⊿゚)ξ「話変わるけどさ」
( 'A`)「あ?」
206
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:01:36 ID:g4gYTCpw0
支援
207
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:02:16 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「クエスト」
( 'A`)「ああ」
ξ゚⊿゚)ξ「どうすんの?」
( 'A`)「まあ……今回は調査だからな。だいぶ分かってきたし、紙にまとめてしまうか」
ξ゚⊿゚)ξ「そう?」
( 'A`)「十分だろ」
ドクオ は いす に すわった!
( 'A`)φ....
ドクオ は ほうこく を かいている!
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと書いてよね」
( 'A`)φ「うるせぇな。黙ってろよ」
208
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:05:09 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「擬音とか禁止だからね。バーンってすごい教会があってー……、とか」
ドクオ は とくいわざ を きんし された!
(;'A`)φ「……じゃあ何書きゃ良いんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「沢山あるじゃない」
( ^ω^)「ツンが書いたらどうだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「ダメ」
( ^ω^)「え? なんで?」
ξ゚⊿゚)ξ「脳みそ、コイツと一緒だから……」
( ^ω^)「そうか……お……」
ないとう は なんだか かなしく なった!
(;'A`)φ「まず、書き出しはどうすりゃ良いんだどうすりゃ」
209
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:06:58 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「アタシに聞かないでよ」
( ^ω^)「良かったら僕が書くかお?」
( 'A`)「マジで?」
( ^ω^)「いいお」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、ダメでしょ」
( ^ω^)「え? これも?」
ξ゚⊿゚)ξ「パーティのリーダーが報告する決まりなの」
どちらにしても ツン は かけなかった!ないとう は つっこみたい きもち を おさえた!
そして、 ドクオ が パーティ の リーダー だった こと を ここで はじめて しった!
ξ゚⊿゚)ξ「ま。頑張って」
(;'A`)φ...「くっそ……。こういうのって適材適所じゃねぇのか普通」
210
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:09:09 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「頑張ってお」
(;'A`)φ...「せめてどう書けば良いか教えてくれよ」
( ^ω^)「ん〜〜〜、普通、ここの書き出しは……」
ξ゚⊿゚)ξ「ダメよ」
( ^ω^)「え?」
ξ゚⊿゚)ξ「アドバイスも禁止されてるから」
ほんとう は きんし されてない!!
( ^ω^)「……ということらしいお」
(;'A`)φ...「畜生!! そんなルール知らねぇぞ俺!!」
しらない のも とうぜん だ!!
ξ゚⊿゚)ξ「たまには頑張ってもらわないと」
211
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:11:39 ID:E7/mW/620
(;'A`)φ...「いつも頑張ってるだろ!」
ξ゚⊿゚)ξ「例えば?」
(;'A`)φ...「例えば……」
(;'A`)φ... カキカキ
(;'A`)φ...「あ。例えばって書いちゃった……」
じつに アホ らしい ミス を したものだ!
ξ゚⊿゚)ξ「じゃ、寝るわ」
(;'A`)φ...「え? マジで?」
ξ゚⊿゚)ξ「お休み」
ツン は ベッド に よこたわった!
.
212
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:13:31 ID:E7/mW/620
(;'A`)φ...「いい気なもんだぜ」
( ^ω^)”
ないとう は つるぎ を みがいている!
( 'A`)φ...「あ。俺の分も磨いてくれよ」
( ^ω^)
( ^ω^)「触ったら呪われそうだけど」
( 'A`)φ...「俺が呪われてないから大丈夫」
ドクオ は のろわれた ような かおつき だ!
( ^ω^)σ
ないとう は そーっと じゃおうけん に て を のばした!
ないとう は のろわれて しまった!!!
http://www.youtube.com/watch?v=gQf_QTsvXCU
.
213
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:15:08 ID:E7/mW/620
(ヽ^ω^)
ないとう は のろわれて しまった!!!
('A` )φ
(ヽ^ω^)
ないとう は のろわれて しまった!!!
(ヽ^ω^)
っ
ないとう は シャナク を となえた!
ないとう から のろい が きえた!
('A` )φ
( ^ω^)
('A` )φ
214
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:15:53 ID:u3Mvvc4E0
平民出だしDQ8みたいに呪い無効とはいかないのか
215
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:16:36 ID:ApDGPo5w0
ドクオ…
216
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:17:30 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「なんで?」
('A` )φ「いや、俺が聞きてぇよ」
ξ゚⊿゚)ξ「闇の人間じゃないからでしょ」
( ^ω^)「あ、そういうのあるんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「普通ならないけどね。この剣、やばいから触らない方がいいわよ。手につく」
いったい なにが て に つく のだろうか!
ないとう は ききたかった が ちょっと さむけ が したので きく のを やめた!
( ^ω^)
っ
ないとう は なんとなく て を みた!
ぐずぐず と した くろい かお が みえた!
( ^ω^)っ”
みなかった こと に して ドクオ に なすりつけた!
.
217
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:19:27 ID:nEqhYOFs0
きめぇ
218
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:19:48 ID:E7/mW/620
('A` )φ「つーか起きてたのかよ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうすぐに寝付けないでしょ」
ξ゚⊿゚)ξσ「あ、ちなみにここからそこまで私のゾーンね。入ったら雷撃が飛ぶわよ」
('A` )φ「呪文張ったの?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい。そんだけ。おやすみ」
ツン は め を とじた!
( 'A`)
ドクオ は はしっていた トカゲ を つかまえて ツン の ゾーン に なげた!
あおい いなずま が はしり トカゲ は くろこげ に なった!
( '∀`)「煎じて飲むと元気になるんだ。どうだ?」
( ^ω^)「遠慮しとくお」
ないとう は ベッド に よこたわった!
http://www.youtube.com/watch?v=pw0sK7hzXOY
………
……
…
219
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:22:14 ID:E7/mW/620
【よくあさ ザムクナハツ・メンゼン ないぶ いっしつ】
( ^ω^)「そうかお……」
从'ー'从「はい。今日出れば、4日で法王庁本部に着くでしょう」
( ^ω^)「本部からはそんなに遠いわけでもないのか……」
ξ゚⊿゚)ξ「忙しい限りね」
从'ー'从「いち早く平和を実現させる為に、一歩でも立ち止まる事は許されませんから」
( ^ω^)「立派だお」
从'ー'从「いえ、そんなことは……」
( 'A`)φ...
ドクオ は ひっしに て を うごかしている!
ひとばんじゅう かいてる のに ぜんぜん おわる けはい が ない!
( ^ω^)「……それで、次にここに来るのは」
从'ー'从「恐らく……。二週間ほどで……」
220
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:23:51 ID:E7/mW/620
( ^ω^)「うまくいくことを願ってるお」
从'ー'从「はい……。本当は誰も傷つけたくないのですが……」
( 'A`)φ...「ま、そういう訳には行かねぇよな。辛いけどよ」
ドクオ は なんか わかってる かんじ の こと を いいたかった!!
从'ー'从「では……。またいつかお会いできたら……」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ。またね」
('∀` )φ...「じゃあ……。フヒ……。また」
ドクオ なり の さわやか な わかれ だ!
( ^ω^)「貴公のご武運と幸運を願ってるお」
221
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:25:25 ID:E7/mW/620
从'ー'从「私も、あなた達のこれからを祈ります」
ワタナベ は むね の まえ で じゅうじ を きった!
从'ー'从「……行きます」
( ^ω^)「うんお。送るかお?」
从'ー'从「いえ。セントジョーンズ様の元に行ってから出発しますので」
( ^ω^)「そうかお……」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫?」
从^ー^从「ええ。もしもの時は私も心を決めて、切ります」
('∀` )φ...「送ってもいいんだぜ?」
その しつもん に ついては もう すでに こたえ が でている!
.
222
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:27:15 ID:E7/mW/620
从'ー'从「それに、セントジョーンズ様自体は話の分かるお方だったと聞いておりますので」
ないとう は ちょっと ふあん だ!
从'ー'从「……最後に、短い間でしたがお世話になりました。あなた方に出会えて良かったです」
('∀` )φ...「フ、フヒ。俺も良かったかな……」
てれかくし で きもちわるい ごび に なった!
从'ー'从「それでは……」
ワタナベ は へや から でた!
*ワタナベ が なかま から はずれました
('A` )φ...「……行っちゃったな」
( ^ω^)「正義感の強い人だったお」
('A` )φ...「嫁さんにするなら、ああいう人がいいな」
ξ゚⊿゚)ξ「いいから早く書きなさいよ。クエスト終えられないじゃない」
( 'A`)φ...「はい……」
………
……
…
223
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:29:31 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン れいはいどう】
从'ー'从「このワタナベ・ゼヴァ。ひと通り調査を終えたことを報告致します」
(’e’)「それはそれは、喜ばしいことです」
セントジョーンズ は ひかり の なか で ほほえんだ!
从'ー'从「ご協力に感謝いたします」
(’e’)「して……」
从'ー'从「ハッ……」
(’e’)「どのように報告を?」
从'ー'从「ありのままを報告させていただきます」
(’e’)「それはご最もだ。失礼しました」
从'ー'从「いえ……」
(’e’)「すでに大門は開けているみたいです。道中お気をつけてお帰りください」
224
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:31:21 ID:E7/mW/620
从'ー'从「この一日、大変お世話になりました」
[ ||| ]「ワタナベ様。そろそろ……」
ワタナベ は たちあがった!
从'ー'从「では、これにて失礼致します」
(’e’)「またお会いできることを祈っておきます」
ワタナベ は れいはいどう から でた!
( ・−・ )「よろしかったのですか?」
(’e’)「ええ。全ては因果。お導きになることです。今までもそうしてきたように」
………
……
…
225
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:33:20 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン ないぶ いっしつ】
( ^ω^)
ないとう は まど から そと を みている!
( ^ω^)「……お」
しろい きばたい が もん を でていった!
( ^ω^)「どうやらワタナベ卿は何事も無く出て行ったようだお」
ξ゚⊿゚)ξ「心配損だったわね」
( ^ω^)「だお」
ないとう は こし を おろした!
.
226
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:35:15 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「で、アンタは書き終えたわけ?」
( 'A`)「……あとは血印だけ」
ドクオ は ゆび の せんたん を かんだ!
ドクオ は けついん を おした!
( 'A`)「おわった……」
ξ゚⊿゚)ξ「お疲れ様。ないとう、誤字とかチェックして」
( ^ω^)「はいお」
ないとう は ほうこくしょ を よみだした!
( 'A`)「ねる」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、いつ出発するのよ」
( 'A`)「起きたら」
227
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:37:25 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと」
( 'A`)「もう寝た」
ドクオ は おきている!
( ^ω^)「……誤字すごいけど」
ξ゚⊿゚)ξ「どこどこ」
( ^ω^)「ここの辺だお」
ツン は ほうこくしょ の ごじ を かくにん した!
しかし、 ツン には なにが ちがう のか よくわからない!
ξ゚⊿゚)ξ「……直しといたら?」
( ^ω^)「直すのは僕で良いんだ」
ないとう には きじゅん が わからない!!
.
228
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:39:31 ID:E7/mW/620
( ^ω^)φ
ないとう は ていせい の さぎょう に はいった!
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ。いつ起きるの?」
( 'A`)
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「寝た?」
( 'A`)「だから寝たって」
ξ゚⊿゚)ξ「……あ」
ツン は まど の そと を みた!
( ^ω^)φ「どうしたお?」
229
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:41:37 ID:E7/mW/620
ξ゚⊿゚)ξ「また焚刑……」
しきちない で しょけい が おこなわれている!
( ゚'庁゚)
( ・−・ )
っ
シーン は メラゾーマ を となえた!
ひと が いきおいよく もえだした!
ξ゚⊿゚)ξ「……すごい煙」
( ^ω^)φ...「見ると呪われそうだお」
ガァ……
ガァガァ……
そら には カラス が まっている!
………
……
…
230
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:44:27 ID:E7/mW/620
【ザムクナハツ・メンゼン まち】
パカッ……
パカッ……
从'ー'从”
ワタナベたち は まち を かけている!
(`£´ )「……思った通りだ。来たぞ」
( ゚&゚)「俺達を密告する気か……」
(`£´ )「そうだ、間違いない」
まちのひとたち が ワタナベ を みている!
まちのひとたち は ぶき を もっている ようだ!
.
231
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:45:50 ID:INEg.4cw0
ふえぇ
232
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:46:59 ID:E7/mW/620
(゚⊆゚ )「やるのか?」
(`£´ )「ああ。また、魔物に支配されない為に……!」
まちのひとたち は とびだした!
http://www.youtube.com/watch?v=76OL1YfNcgc
从;'ー'从「……!」
从;'ー'从「全体、静止!!」
ワタナベたち は うま の はしり を とめた!
うまたち が おおきく いななく!
(`£´ )「……アンタら正教の者だろ」
从;'ー'从「どうしようと……?」
(`£´ )「お前らを出すと、全人類が魔物にさらされる。悪いが、見逃すことは出来ねぇんだ」
まちのひとたち は ぶき を かまえた!
.
233
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:48:40 ID:E7/mW/620
从;'ー'从「……!」
[ ||| ]”
ごえいたい は つるぎ を ぬいた!
从;'ー'从「待ちなさい!!」
[ ||| ]「……ワタナベ卿?」
从;'ー'从「弱きを傷つけるのは教えに反します……!」
[ ||| ]「し、しかし!」
(`£´ )「かかれーーーーーーー!!」
まちのひとたち は たば に なって おそいかかった!
[ ||| ]「クッ……!」
ごえいたい は てかげん している!
.
234
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:51:08 ID:E7/mW/620
(`£´ )「うおおお! また自由を失ってたまるか!」
おとこ は ワタナベ に おそいかかった!
从;'ー'从「……!」
ワタナベ は てかげん している!
ワタナベ は レイピア で はじきかえした!
(`£´; )「女のくせに……!」
(゚⊆゚ )「二、三人でやれ!」
[ ||| ]「ワ、ワタナベ卿! これでは!……グッ」
ごえいたいD は ダメージ を うけた!
ごえいたいD は らくば した!ごえいたいD に 61 の ダメージ!
从;'ー'从「……!!」
(`£´ )「そこだ!」
ワタナベ は てかげん している!
ワタナベ に 49 の ダメージ!
ワタナベ は らくば した!ワタナベ に 93 の ダメージ!
.
235
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:52:43 ID:E7/mW/620
从;'ー'从「うっ……!」
(`£´ )「かかれ!! かかれー!!」
( ^Д^)「……またやってんのか」
プギャー は この さわぎ を みている!
( ´ソ`)「なんでも相手は正教の人間らしいぞ。我々を密告するつもりだと」
( ^Д^)「正教の……?」
プギャー には こころあたり が ある!
( ゚&゚)「お前らも戦え!! いけ!!」
( ´ソ`)「……よし」
236
:
名も無きAAのようです
:2014/03/15(土) 23:54:40 ID:E7/mW/620
(; ^Д^)
プギャー は ようす を みている!
( ゚≒゚)「なんだ、お前は行かないのか?」
(; ^Д^)「ああ……?」
( ゚≒゚)
(; ^Д^)「……うるせぇ。気が乗らねぇんだ」
( ゚≒゚)「我々が密告されようという時だぞ」
(; ^Д^)「ああ、分かってるよ」
( ゚≒゚)「……ふん。口だけの信仰か。元は正教を率いるお前だものな」
(; ^Д^)「知るか。そんな昔のことをぶり返すってのは気に入らねぇな」
( ゚≒゚)「それもそうだな」
(; ^Д^)「じゃあな」
プギャー は さろうと している!
.
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