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( ^ω^)しん・かたながり2014のようです

67 ◆U0QTkY.0LM:2014/01/28(火) 00:18:39 ID:ffgt/4ms0
川 ゚ -゚)「……っ、正直……私は君の事を見くびっていたのかもしれない……」

ほんの少しだけ息を乱しながら、素直さんが言う。

(;^ω^)「……はっ……はっ……」

対する内藤は呼吸を切らし、肩で息をしていた。
文字通り立場は変わったものの、未だ迷いのある内藤にとって一転攻勢とは言えない。
間違いなく有利な立場ではあったがそれでもなるべく距離を置く事を第一に考える。

川 ゚ -゚)「考えてみれば当然だな……ほんの少し、私に剣術の心得があろうと、女が男に力で勝るはずもない」

素直さんはそう言うと、内藤に向けていた『刀』から左手を離し、右腕を下ろす。
一見すると降伏とも取れる行為である。

(;^ω^)(……?素直さん、一体何を……?)

しかしどう見てもそれは違う。
何故なら彼女は左手を握ったまま正面へと突き出しているからだ。
あからさまに何かをしようとしていると思うが、内藤はそこに斬りかかったりは出来ない。

【……まずい相棒!そいつを斬れ!早く!】

突如としてブーンが叫ぶ。
しかしそれが出来るなら、内藤は最初から何も悩んでいない。
それどころか言いようのない不気味さ……俗に言う『嫌な予感』のようなものに、内藤はむしろ小さく後退する。

川 ゚ -゚)「しかし、しかしだ。それなら別の『力』で勝ればいい」

素直さんの左手が蒼白い光を放つ。
それは、内藤の右手から『刀』が現れた時の物とは少し違うが、それと同種の光であるようにも見えた。


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