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crossing of blessing のようです
81
:
◆MgfCBKfMmo
:2013/12/23(月) 20:26:17 ID:n3xO70qA0
そうやって共通点を確認しあい、安心感言うにはあまりにも脆く、刺々しい気持ちがお互いの胸中を満たした。
2人はほぼ毎晩、笑い合い、いつものように愚痴を言い合った。
ハインは、ショボンが思わずギョッとするくらい口が汚かった。
そのような言葉遣いをする人が日常にいれば、まず他人は寄りついたいと思わないだろう。
最初のうちはパソコンの前にいるときだけかと思ったが、話しているうちに、ハインがほとんど引きこもり同然の生活をしていることがわかった。
つまり彼女は、日常のほとんどを汚い言葉遣いで過ごしている。
そのような生活が、どのようなものかと、ショボンにとっては考えるのも怖かった。
だけど、それは不思議な魅力を伴ってショボンに感じられた。
きっと自分にはないものだから、憧れる。
そんな、当たり前なことを、ショボンは大真面目に言ってハインを笑わせたこともあった。
ショボンは顔が一気に赤くなり、その日は通話をやめてしまった。
真っ暗な画面を前にしても、火照った頬はなかなか元に戻らなかった。
それから、ハインはより一層ショボンをいじるようになった。主に、ショボンの好意を前提として。
ショボンの方も、いじられる度に同じように顔を赤らめ続けた。顔を俯かせる度にハインの高らかな笑いが耳に入った。
その音が、熱が、いじらしく快い刺激となってショボンの心臓を高鳴らせた。
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