したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

crossing of blessing のようです

30 ◆MgfCBKfMmo:2013/12/23(月) 19:34:00 ID:n3xO70qA0
飄々とした口振りから発せられる不穏な言葉。
デミタスの苛立ちは薄れ、代わりに寒気が現れた。
得体の知れないものへの寒気。

(|!´・_ゝ・`)「なんだ、じいさん。
        あんたあれで死のうとしてたのか?」

/ ,' 3「そうじゃよ。
    ちょっとした悩みでな、フォックスに相談したらあの爆弾のことを教えてくれたんじゃ。あれで街の一角を破壊する計画をな。
    あいつにはいろいろ貸しがあるからの。最期に一発弾けて返してやろうと思ったんじゃ」

言い終えて、スカルチノフは再び「ほっほ」と笑いを続けた。
動機とか、目的とか、そういうのがぼんやりとした説明だったが
老人の異様さを前に、デミタスは聞く気になれなかった。

それから2人は教会へと戻ることにした。
傘を持って行ってしまった人間の目処をつけるためだ。
その戻り道の最中、雪が降り始めたが、2人にはつくづくどうでもいいことだった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板