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( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。

854 ◆dKWWLKB7io:2014/12/31(水) 15:32:44 ID:CsIsRGwE0

VIP牧場。

中心部の開けた場所に、三人の男が立っている。

一人は長身の身体にポンチョの様な防具を纏い、
その背よりも長い棍棒を携えている。

一人は和服。
濃い青灰色の袴をひらめかせ、刀を携えている。

十メートルほど離れた二人。
互いを真剣な表情で見つめる二人を見守る一人の男。
柔和な顔をしているが、その視線は鋭く二人を見守っている。
その足元にいる小狼型モンスターも、大人しく寄り添っていた。

そして二人の間に浮かんでいたカウンターが10の文字に変わったと同時に、
二人が武器を互いに向けて構えた。

袴の男の刀が青白く光る。

横で見るとその光と刀の角度が分かるが、
前に立つ長身の男からは、袴に隠れて見えていないことだろう。

そして長身の男の持つ棍棒は輝きを放ってはいない。
つまりは剣技を発動するつもりがないことを示している。

二人の間に浮かぶ数字が、一つずつ減っていく。

緊張と言う名の空気が三人を包む。

そして、数字がゼロになった。

何も言わずただ駆け出す刀の男。
刀を出来る限り後ろに回した奇妙な走り方なのだが、
そのスピードは瞬きをすることすら許さない。

そして長柄物である武器を手にした相手の懐に即座に踏み込むために、
自身の走り以上のスピードを生む突進の剣技を発動した瞬間、
目の前に棍棒が現れた。

ミ,,゚Д゚彡「か!?」

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