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( ^ω^)達はアインクラッドを生きるようです。
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第D話 閑話 へきせんはうす
ミ,,゚Д゚彡「できたから!」
バーボンハウス一号店。
珍しく早くに昼の客がいなくなったため、フサギコはかねてからチャレンジしようと思って準備していたお菓子の家の作製に取りかかっていた。
コツコツと作り上げておいたお菓子達。
足りない分の焼き菓子の生地を練って形を作って焼き、チョコレートを固め、クリームをかき回し、作り溜めしておいた飴を総動員して隙間を埋め飾りつけをし、煙突のあるログハウスのような家を作り上げていく。
ミ*,,゚Д゚彡「前にショボンがNPCの店で見てこういうのも作れるのかなって言ってたから。やっとプレゼントできるから」
アインクラッドでは焼く時間や練る時間は短縮できるが、成形は規定の形以外の物を作るのはそれなりに手間がかかる。
お昼過ぎに始めた作業であったが、既に日は傾きかけていた。
そして、やっと納得のいく形が出来たと一息ついたところだった。
屋根の上の飾りに熱中してしまったため、視界の反対側の壁に取り付けていた窓に見立てた飴やチョコレートが取れてしまっていたことに気付いていなかったが、その表情には達成感が浮かんでいる。
初めて作っているため周囲には形が合わなかったビスケットやサイズが合わなかった飴、割ってしまったチョコレートなどが散乱しており、いつも几帳面に料理をするフサギコからは、珍しい光景だった。
本当は家の周りに木々もや柵に井戸なども作りたいのだが、さすがに時間が足りなかった。
最初に家を作る試しも兼ねて作ってみたそれなりに細かく精巧な犬小屋だけがあるのもバランスが変だと思うのだが、今はここで諦めて夕方の準備を始めなければと思っていたところに、店の扉がカタカタと鳴った。
勢いよく開かれる店の扉。
ミ;,,゚Д゚彡「い、いらっしゃいませだから!」
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