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( ^ω^)ヴィップワースのようです

119名も無きAAのようです:2013/11/01(金) 23:28:20 ID:QBm8LrjU0

肩越しに見た彼らは、背中しか見せてくれはしなかった。

激しく剣を打ち合うあの二人は、信頼の置ける優秀な戦士だ。
もしかしなくても、20人や30人は倒してのけるだろう。
きっと、死の間際まで戦い抜いて。

「―――達者で! 団長ッ!」

(;´・_ゝ・`)「……う」

彼らの想いに報いて、そこに何が残るというのか。
自分一人が生き残った所で、どんな顔をして生きていけばいいのだ。

それならば、自分もいっそここで―――

そう考えかけたデミタスには、自分の為に命を張ってくれる部下たちの背中があまりに眩しかった。
そして、彼らの想いを無駄にする事こそが、最もしてはならない事ではないかと理解していた。
それを考えたくもなかった彼は、一度叫ぶと、これまでにも増して剣の圧力を強め、敵陣を押し破っていく。


「うおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっ………!」


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