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マト ー)メ M・Mのようです
95
:
名も無きAAのようです
:2013/11/02(土) 21:54:27 ID:LaKfohcg0
彼女は僕と出逢って。
僕と彼女は他人ではなくなって。
彼女は一つ、記憶を手に入れた。
だからあの月曜日以降の物語は彼女の物語であり、同時に僕の物語でもあるのかもしれない。
少なくとも彼女はそう思っていたらしい。
だとしたら奴との出会いにおいての諸々は初めての共同作業だと皮肉っぽく僕は言おう。
情けないことに、僕は今でも奴の名前を聞くだけで戦慄する。
『ミィ』という彼女の呼び名を見て連想するのはあのふわふわとした笑みだが、奴の名を目にした僕を襲うのは、恐怖。
ネイビーブルーの和傘も。
咥えていた棒付きキャンディも。
黒のセーラー服も。
大きな傷のある顔も。
特徴的な口調も。
そのどれもが僕に冷や汗を流させるには十分な要素だ。
言うなれば奴は人の形をした暴風雨。
気の向くままに殺して奪うという在り方はまさに『殺戮機械』の呼び名の通り。
流石の彼女も奴の前では笑みを消した。
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