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マト ー)メ M・Mのようです

773名も無きAAのようです:2014/05/13(火) 19:36:08 ID:/f0T1bo60

 さて、と都村トソンは仕切り直す。


「ここからはあなたのお父様の話をしましょう」

「…………僕の父も、人造超能力者の製作に携わっていたんだろう?」


 僕の気持ちなど知らぬように、淡々と彼女は告げる。
 その通りです、と。


「あなたのお父様が雇われた理由は非常に優秀であったことと、もう一つ。あなたのお父様が数少ない、私の母と面識のある人間だったからです」

「能力者を作った奴と知り合いならば、何か、ヒントの一つくらい聞いているかもしれないってことかお?」

「そうですね。尤も、その目論見は空振りに終わったようですが」

 
 僕は、訊ねる。


「……父は、何をしてたんだ? 何が起こったんだ?」


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