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マト ー)メ M・Mのようです

765名も無きAAのようです:2014/05/13(火) 19:28:07 ID:/f0T1bo60

 それはどれくらい昔のことなのだろう。
 ここにいる都村トソンが二十歳を超えているようだから、彼女の母親が研究を始めたのは二十年以上は前のことだろう。


「切欠としては単純で、当時の軍部に依頼されたのです。研究設備、人員、費用は全て無償かつ十全に提供されたので彼女は喜んで研究を始めました」

「破格の条件だな……。その研究成果としてお前が生まれたのかお?」

「いえ、当時の目的は超能力者で構成されたテロリストの対処でした。なので、敵の超能力の解析と対策が主だったと言えるでしょう」

「テロリストの超能力者?」

「はい。今でも『レジスタンス』などと名乗って存在しています」


 僕は脳裏にまた別の記憶が蘇ってきた。
 今度はあの『ウォーリー』というスーツの男との会話だ。

 あの男はなんと語っていたか。
 この世界には数多くの陰謀が渦巻いており、国家レベルの大きな力に目を付けられると超能力者はどうしようもない、と。
 そういったことから身を守る為の互助組織の名が『レジスタンス』だと、そんなことを言っていなかったか。


「……ええ。ですから、もしかしたら『レジスタンス』の主張の方が正しいのかもしれませんね」


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