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マト ー)メ M・Mのようです

715名も無きAAのようです:2014/04/01(火) 22:32:33 ID:CcRFw9FQ0

男は言う。


( ^ν^)「研究員から託されたあの少女が逃げ出したのはあなたの自作自演。あなたが、あの少女を逃がしたんですー」

(-、-トソン「…………」


やりようならいくらでもある。
とりあえず都村トソンがその場を離れてしまえば後はどうとでもなったのだ。
その場にいた部下もグルだったのかもしれないし、自分のような裏稼業の人間に強奪を頼んだのかもしれない。

とにかく、彼女はあの少女を逃がしたかった。
そして実際に逃がしてみせたのだ。


( ^ν^)「哀れみですか? それとも……かつての自分自身に重ね合わせましたか?」


同じ遺伝子を持つ者として。
同じ戦う為に造られた存在として。

都村トソンには――あの少女に、何か思うところがあったのかもしれない。


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