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マト ー)メ M・Mのようです
703
:
名も無きAAのようです
:2014/04/01(火) 22:18:09 ID:CcRFw9FQ0
思い出せないのは当然だった。
あのガラスの向こうにある培養槽で生まれてきたのだから、家族なんていなくて当然。
ただの番号でしか呼ばれていなかったのだから、名前なんてあるはずがない。
つまり。
自分には。
マト ー)メ「最初から……私には、『記憶(ジブン)』なんてあるはずがなかったんだ…………」
過去も。
記憶も。
あるいは自分自身でさえも――自分には、なかった。
マト ー)メ「…………」
室内を見回してみる。
設備の大半は機能しておらず、キーボードの上には埃が積もり、資料はあちこちに散乱している。
とても今現在使われている施設とは思えない。
そのことが示すのは少女には帰る場所すらないという残酷な事実だった。
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