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マト ー)メ M・Mのようです

678名も無きAAのようです:2014/04/01(火) 21:52:09 ID:CcRFw9FQ0

 ……いや。
 彼女の言葉を借りれば『名もなき怪物』だろうか。
 戦う為に生まれ、戦う為に存在し、戦って死ぬ存在を『人間』と呼べるかどうかは怪しい。

 そんな彼女は言った。


「私が生み出された背景は語った通りです。フィクションの世界においては正義の超能力者と悪の超能力者の戦いが主かもしれませんが、現実はそうはいかない」

「超能力者なんてものが存在すれば、国家における正義の代行者である軍や警察が対応するしかない……と」

「そして軍部に依頼された科学者が生み出した最強の暴力装置が、私です」


 一拍置いて都村トソンは続けた。


「その後の話は長くなり過ぎるので省きましょう。私の母は反体制派の凶弾に倒れ、私はこうして成長し軍部で働いている」

「それは分かったお」


 さて問題は、そんな社会の裏側で起こっていた事件ではない。
 ここにおける本題は、僕の父とミィの過去なのだ。


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