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マト ー)メ M・Mのようです

571名も無きAAのようです:2014/03/10(月) 21:43:09 ID:N78RRPuQ0

崩落のちょうど真下にいたセーターの少女は避けることもできず、瓦礫の下敷きになった。
普段の彼女ならば持ち前の能力で防御できたかもしれないが、前方から飛んでくる銃弾に気を取られた一瞬を狙われてはどうしようもなかった。
そして轟音の後には、辺りを覆い尽くすような粉塵と瓦礫の山だけが残った。

その全てを引き落としたスーツの男はいつも通りの口調で言う。


( ^ν^)「上手く行きましたね―。正直あまり勝算があるとは思っていなかったのですが、良かったですー」

( `ハ´)「……おい、なんだこれは」

( ^ν^)「なんだと問われましても。どうせ近い内にぺしゃんこになるのだったら、先に相手だけ被害に遭ってもらおうと思っただけですー」


今の今まで『ウォーリー』が姿を見せなかったのは爆弾のセッティングに時間がかかっていたからだった。
爆発物自体は元々アタッシュケースにあったのだが、如何せん大した量ではなかった為に使い方をよく考える必要があった。
建物の構造や被害状況など踏まえ何処にトラップを仕掛けるかを決定し、その後は流れ弾に注意しながらずっと設置作業を行っていたのだ。


( ^ν^)「いやー、ですがこんなに上手く行くとは思いませんでしたー」

( `ハ´)「せめて事前に説明が欲しかったがな」

( ^ν^)「色々と時間がなかったものですからー。あなたの方も限界のようでしたしー」


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