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マト ー)メ M・Mのようです

496名も無きAAのようです:2014/02/24(月) 20:36:02 ID:4cu/qweg0

地下へと続く薄暗い、それでいて綺麗な階段を降りていく。
病院と同じく白を基調している為かこういった研究施設は何処か不気味に男は感じる。
廃墟や貧困街よりも余程おどろおどろしい。
作られた清潔さという物は一定を過ぎると違和感しか生まない。

男がそんなことを考えていると、少し前を歩いていたミィが立ち止まった。
何事だと訊ねる前に彼女は言った。


マト-ー-)メ「この施設の奥へ行けば行くほど、何故でしょう、視界に靄が掛かったように段々と見にくくなっています」

( `ハ´)「……能力のことに関しては私にはよく分からないが、それは大丈夫なのか?」

マト゚ー゚)メ「近くのことはよく見えているので大丈夫です。原因が分からないことが気掛かりですが、きっと近付いているということなんでしょう」

( `ハ´)「近付いている?」

マト^ー^)メ「警備が厳しい場所は重要な物があるのと同じことです。私に妨害を仕掛けてくるような相手がいる近くには、きっと私の探す何かがある」


そう、少女はふわふわと笑って見せた。

目指すべき場所は地下七階。
『未来予測』の能力を以てしても知覚できない暗闇の底だ。


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