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マト ー)メ M・Mのようです

478名も無きAAのようです:2014/02/24(月) 20:18:10 ID:4cu/qweg0

 夜明け前の薄暗さが消え去っていく。
 朝焼けに街が染められていく。
 僕がどんなに願っても、時が止まることはなく、物語は続く。

 時間が戻ることはないし、戻ったとしても変わらない。
 この現在は過去の僕達の選択の結果なのだから。
 そう、何度やり直したとしてもあの日の僕達はあの時と同じ選択をして同じ場所へと辿り着く。
 自分で選び続けたからこそ、そのことはよく分かる。

 だからもう、これはどうしようもないことだった。


(#゚;;-゚)「……あのな。兄さんが何を悩んどるのかは知らんし、知るつもりもないし、知りたくもないけどな」


 慰めるのではなく、ただただ思ったままを述べるように。
 朝日に目を細めて和傘の少女は言った。


(#゚;;-゚)「もう始まってしまって、それは取り返しが付かないことかもしれんけど、まだ終わってしまったわけやないやん」

(  ω)「…………」

(#゚;;-゚)「兄さんの両目に関しては……残念やったけど、少なくとも兄さんが今心配しとる嬢ちゃんは五体無事や」


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