したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

マト ー)メ M・Mのようです

46名も無きAAのようです:2013/10/12(土) 03:31:04 ID:hnK84G7E0

 *――*――*――*――*


 僕は屋上での戦いの顛末を思い出す。

 謎の襲撃者との戦闘は彼女――ミィの勝利で幕を閉じた。
 身体を自在に変化させる超常的な能力を持つ白いセーターの少女は胴体を刺し抜かれ倒れている。
 凶器は鉄柵の残骸。
 ミィが放り投げた鉄の棒に身体を貫かれたのだ。

 相手がどんな動きをするのかを予測し、鉄柵の残骸をどう投げればどの場所にどのように落ちるのかを計算し、予め上方へと投げておいた。
 そして落ちてきた棒に襲撃者の少女は串刺しにされた。


(;^ω^)「あ……ぅ……」


 僕は何も言えない。
 声が出なかった。

 『目に見えている』と語った記憶喪失の彼女。
 そう、彼女に見えていたのは人間には見えるはずのない未来だった。
 この結末も彼女には『目に見えて』いたものなのだろう。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板