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マト ー)メ M・Mのようです

387名も無きAAのようです:2014/01/18(土) 20:24:08 ID:un0.uF.U0

 そう、これもどうしたって勝ちようのない勝負だった。
 それを理解したからこそミィはあれほどまでに都村トソンに恐怖していたのだ。

 都村トソンは勝負も覚悟も無意味だと告げた。
 だがそれでも。
 いや、だからこそ僕はミィの行動には意味があったと思う。

 それはつまり――どんな真実が待っているとしても、その過去と向き合うという覚悟と同じものなのだから。


(-、-トソン「忠告はしました。どんな選択をするかはあなた方の自由です。ですが今のまま進み続ければ、間違いなく後悔します。これが最後のチャンスです」

マト; ー)メ「……目に、見えています」

(-、-トソン「そうですか」


 一方はいつものような笑みを浮かべ。
 もう一方は、笑わなかった。

 彼女はそう言い残し部屋を出て行った。 
 それで終わりだった。
 後には僕達と、初めて足を踏み入れた時と何も変わらない静寂だけが残った。


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