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マト ー)メ M・Mのようです
3
:
名も無きAAのようです
:2013/09/28(土) 06:39:07 ID:a0hWVy360
都会に空けられた緑の穴のような自然公園のベンチに腰掛けていた僕の隣に座ったのはショートカットの少女だった。
とりあえず辺りを見回してみる。
池を囲う柵と平行するように設置された椅子はほとんどが空いている。
平日のお昼過ぎということもあってか、使われているのは僕(と少女)の座るここと、カップルらしき男女が座る斜め前のベンチくらいだ。
今がお昼時ならまだ分かる。
お昼休みのサラリーマン達やちょっとしたハイキングにやって来た学生で賑わい、ベンチもほとんど埋まってしまう。
そういう状況ならば三人掛けくらいの椅子に一人で座っている人がいれば隣にお邪魔することもあるだろう。
だが、今はそうではない。
マト゚ー゚)メ
この僕の隣に座る少女が何故わざわざ僕の隣に腰掛けたのかがさっぱり分からない。
理由を訊いてみようか、いや何も言わずに立ち去った方が良いだろう。
何か高価な壺でも売られてしまってはたまったものではない。
数百万の程度の品を一つ二つ買ったところで困らないような金を今の僕は持っているが、だからと言ってなんだかよく分からないものを買うのは嫌だ。
金額云々以前に僕は無駄なものを所有することを好んでいない。
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