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マト ー)メ M・Mのようです
28
:
名も無きAAのようです
:2013/10/12(土) 03:13:21 ID:hnK84G7E0
『過去』が分からないとはどういう気分なのだろう。
『記憶』を失くすとどんな気持ちになるのだろうか。
僕には、分からない。
けれど想像する限りでは、それは想像もできないほどに恐ろしく不安なことだ。
自分以外の世界の知識はあるのに自分だけが何者なのか分からないという感覚は想像を絶する孤独だろう。
自分だけが違う。
自分だけが独り。
自分だけを知らない世界。
自分も知らない自分。
思えば最初に感じた違和感はそれだったのかもしれない。
彼女は記憶を失くしているというのに困惑することも不安がることもなかった。
まるで当然のように微笑んでいた。
そのことが不自然で疑問で、僕は現実離れしたふわふわした印象を彼女に抱いていたのだろう。
僕は彼女を見てなんとなく思っていた。
きっと彼女は記憶を失う前から世界でひとりぼっちだったのだろう、と。
それが真実かどうかは、この時はまだ分からなかったが。
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