[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
マト ー)メ M・Mのようです
263
:
名も無きAAのようです
:2013/12/27(金) 01:04:09 ID:UPb.tg9Q0
降り始めた秋の雨は身体を容赦なく濡らしていく。
身体の熱が溶けていく。
けれど胸は焼けるように熱く。
彷徨い、辿り着いた路地裏は人どころか猫一匹も通らぬような、一人になるにはうってつけの場所だった。
直後に「何を馬鹿なことを」と自嘲する。
一人になるにはうってつけだなんて何を言っているのだか。
僕は既に独りになっているというのに。
( ω)「……」
冷えた指先を温めようと両手を合わせてみるが、凍えきった身体では何の意味も成さない。
頬を伝った一筋の涙だけが胸の熱が流れ出たかのように温かい。
( ω)「…………あ、」
声を出そうとして、やめる。
どうせ出てくる言葉は決まっているのだ。
誰にも繋がらない唇で紡がれるのは、きっと意味のない後悔と自己正当化の免罪符。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板