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マト ー)メ M・Mのようです
216
:
名も無きAAのようです
:2013/12/07(土) 21:35:13 ID:I.IFIRxc0
*――*――*――*――*
そして、その日がやって来た。
九月も半ばを過ぎ、いよいよ秋も深まり始めた頃だった。
とある地方駅の前に僕達は立っていた。
地方とは言っても数十万人規模の街のそれなので、今日のような平日の朝は企業戦士や学生達が利用する比較的に大きな鉄道駅だ。
ターミナルビルの存在やバス停が併設されている事情からか休日でも多くの人で賑わっている。
そんな駅でも朝の九時を回ってしまえば人の波も治まってくる。
取引場所に指定されたのは駅の二番ホームだが、この分だと約束の時間には人影は疎らになっていることだろう。
( ^ω^)「待ち合わせまで二十分ってところかお……。早く来過ぎたかな」
何年か前の誕生日に父からプレゼントされた腕時計に目をやって僕は呟いた。
単に貰った物だからと思い入れなく付けていたこれも最早形見の一つになってしまった。
金があると物持ちが悪くなるというか、物を大事にしなくなると聞く。
大抵の物は買い直せるからだ。
僕もそういう面は少なからずあるのだが、それでもこの腕時計は大切にしている。
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