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マト ー)メ M・Mのようです

212名も無きAAのようです:2013/12/07(土) 21:31:26 ID:I.IFIRxc0

 『殺戮機械』との邂逅の後、僕は情報屋とコンタクトを取った。
 全員がそうだとは言わないもののお金持ちというやつは多かれ少なかれ裏社会とのネットワークを持っていることが多い。
 僕も少しはそういう繋がりを持っていたので、それを使いこの国でも有数のインフォーマーに連絡ができた。
 言葉にすると「情報屋を雇った」だけなのだが決して簡単な道程ではなかったと付け加えておこう。

 ……何にせよそこまでは良かったのだが、優秀な人間が多忙なのは世の常か、向こうの都合が合わなかったのである。
 そういうわけで取引日だけを交渉し、それまでの数日は待つことになったのだった。
 

( ^ω^)「別の人間を雇ってもいいんだけどね。でも雇うなら優秀な奴がいい」

マト^ー^)メ「私がそうであるようにですか?」

( ^ω^)「そうだな」


 下手な鉄砲も数を打てば当たるらしいが、やはり僕は量よりも質だと思う。
 彼女を見ていると余計にそう思う。
 この少女は二束三文の値で雇える殺し屋では束になっても敵わない。

 ふわふわとした微笑む姿だけでは分からないが、ミィは紛れもなく想像を絶する超能力者なのだ。
 そのことは今までの経験で十二分に理解していた。


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