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マト ー)メ M・Mのようです

211名も無きAAのようです:2013/12/07(土) 21:30:14 ID:I.IFIRxc0

 廃墟での一件を終えてからしばらくは驚くほど平和な日々が続いた。
 あの『殺戮機械』を撃退した少女に関わろうという豪の者は裏の世界でも中々いないらしく追っ手の方も鳴りを潜めていた。
 時間にして一週間と数日。
 その間、僕達は数日おきに宿泊場所を変えつつ当てもなく移動し、名所を巡ったりしながら比較的穏やかな日々を過ごしていた。

 過去や父の痕跡を探すことをやめたわけではない。
 むしろ手掛かりを入手したところなのではやる気持ちを抑えるのが大変だったくらいだ。 

 僕達がそんな日常を送ることになったのは取引相手の都合が関係していた。


マト-ー-)メ「……本当にもどかしいですね。『ミッション・ミストルティン』という名称や私に似た人物の存在など、やっと手掛かりを手に入れたというのに」

( ^ω^)「そういう台詞は足湯から出てから言えお」


 駅に設置された無料の温泉で寛ぐ彼女に僕は言った。
 有名な観光地らしく、近くには源泉を同じくする普通の浴場もあるらしい。
 行ってみてもいいかもしれないと考え苦笑。
 気が抜け過ぎだ。

 僕は言った。


( ^ω^)「向こうが忙しいんだから仕方ないお。予定日までやることもないんだから、当てもなく動き回るよりは体力の回復に努めた方がいい」


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