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マト ー)メ M・Mのようです

19名も無きAAのようです:2013/09/28(土) 06:55:06 ID:a0hWVy360

 茫然とする僕にそう言って彼女は微笑みかける。
 そうして思い出したかのように続けた。


マト゚ー゚)メ「そう言えば一つ、言い忘れていたことがありました。私、限定的ですが、未来が見えるんです」

(;^ω^)「未来が……見える?」

マト゚ー゚)メ「そうです。おかしなことに過去のことが全く思い出せない私は、誰も分からないはずの未来だけは『目に見えている』」


 そして彼女は言った。



マト^ー^)メ「変な語尾のお兄さん。もし良ければ、私の【記憶(じぶん)】探しに協力してくれませんか? まずは、私にご飯を奢るところから」



 後から考えれば、最初から彼女には分かっていたのだろう。
 僕を見つけて声を掛けたその時から、僕が断りはしないということを見抜いていた。
 彼女には文字通り『目に見えていた』のだ。

 その妖しく光る紫色の左目に。


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