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マト ー)メ M・Mのようです

163名も無きAAのようです:2013/11/22(金) 21:04:03 ID:E4.cAemc0

 *――*――*――*――*


かつては老人ホームだった施設。
今はもう廃墟でしかない建物の階段を夕焼けような色合いの髪を持つ少女が駆け上がっていた。

部分的に崩落した場所もあるのだが、苦にする風もなく彼女は走って行く。
その両の瞳に宿った超能力はただ未来を知るというものではなく、状況の高度な分析からの予測だ。
階段のどの場所が脆くなっているかが分からないはずもない。
自分の名前も分からないのに、なんて少女は自らのちぐはぐさに笑みを漏らす。

いや、今はもう『ミィ』という名前があるのだったか。


(# ;;-)「……にしても分からんなあ」


声と共に指を鳴らす音が響いた。
その瞬間、少女――ミィが上り終えた階段がレーザーのようなものに撃ち抜かれて爆発した。

しかし未来を見る魔眼で展開を予測していた彼女は完璧にその攻撃を避けた。
だが直後に気付く。
これは攻撃ではなかったと。


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