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マト ー)メ M・Mのようです

122名も無きAAのようです:2013/11/02(土) 22:20:10 ID:LaKfohcg0

 普段の僕なら迷いなく逃げていた。
 こうしてここに立っていられるのは隣の少女のお陰だ。
 だからミィを雇って良かったと思うし、多少は彼女の役に立ちたいと考えて僕は会話を続けていた。

 小さな声が耳に届いたのは僕が口を開こうとした瞬間だった。


マト ー)メ「ブーンさん。動かないでください」


 そして、更に次の刹那。
 和傘の少女が指を鳴らした。

 それに呼応するように暗かった室内が一気に照らし出された。
 何によって?
 困惑する僕の視界に写ったのは、赤。
 輝いていたのはディの周囲に出現した炎だった。

 驚きは終わらない。
 現れた拳大の火の玉はそのまま僕の少し右を突き抜けていく。
 火の弾丸は後ろの壁に激突し、だがそれを振り向いて確かめる暇もなくパチン、パチンと連続で指が鳴る。


(;^ω^)「なっ……!」


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