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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ

75 ◆MgfCBKfMmo:2013/08/21(水) 23:06:06 ID:BuuB5olM0
デレは話しかけてくれるようになった。
しかし肝心のブーンが、いまだにそのことに慣れていなかった。
結果として冒頭に必ず情けない反応がついてまわった。

( ^ω^)「実は僕は鉱山の町の出身なんですお。
 だからつい、あの人たちを見ていると両親を思い出すんですお」

ζ(゚ー゚*ζ「鉱山の町ってことは、南の山のそのまた南?」

( ^ω^)「たぶん、思っているよりもっとずっと南、海の方ですお。
 南の山から先はずっと貴金属の鉱山地帯になっているんですお」

そういって、ブーンは胸元を指す。
そこにはペンダントが提げられていた。

( ^ω^)「母がくれたペンダントですお。
 なんでも珍しい石が見つかったからって、僕にくれたんですお」

ζ(゚ー゚*ζ「それじゃ、結構遠くから……
 じゃあどうしてあの国の衛兵に?」

( ^ω^)「ああ、それは」

ブーンにとってはもう2年も前のことだ。
13歳のときに衛兵見習いとして送られてきた。

( ^ω^)「たぶんほとんど他の人と同じ理由ですお。
 この国の城下町は衛兵をたくさん訓練してくれるから、若者の修行にうってつけという噂が広まっていて
 ブーンの両親もその話を聞いて、僕を修行させるために衛兵の技術を身につけさせようとしているんですお」

ζ(゚ー゚*ζ「へええ、そんな利用のされ方もあったのね、知らなかったわ。
 それじゃブーンは衛兵になれたら故郷へ帰るの?」


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