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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ

58 ◆MgfCBKfMmo:2013/08/21(水) 22:49:04 ID:BuuB5olM0
こうして馬に乗ってきた以上、王女はそれなりに乗馬の経験があるはずだった。
しかし疲れてしまうのは仕方ない。
彼女は訓練を受けていない。衛兵とは比べられない。

( ・∀・)「わかりました。もう少ししたら小さな湖があります。
 その湖畔で休みましょう。水分補給もできますし」

道のりが思いの外時間のかかるものとなることは明白だった。

一行は南へ歩く。
時おり東の森の中に人影や民家が見えた。
木こりとして働く人々の仕事場であり、集落もあるのだろう。
こちらを見ても何もしてこない。衛兵が見回りでもしていると思っているようだ。

そして、森の中には魔人も済んでいる。
彼らはどうしてか自然の中をこのんで住処としていた。
人間に協力するときだけ人間のいる町へ降りてくるのである。

人は町で、魔人は自然の中で、というように綺麗に住み分けられていた。
主要な労働力を魔人で賄えたため、人は不必要に繁殖する必要も無かった。
自然のいくつかを魔人のものとしても住む場所に困るということはなかったのだ。

やがて道が上向く。
坂道は蛇行しながら丘を上り詰めていく。

森は次第に木の本数を減らしていった。
上っている側からすれば、草原が丘を包んでいるように見えた。

ζ(゚ー゚*ζ「……これか、近いの、ですか?」

( ・∀・)「ええ」


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