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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ

446 ◆MgfCBKfMmo:2013/09/01(日) 23:00:59 ID:X94qherQ0
3年前に入ってきた人たちの入城理由は多々ある。
彼女のように、辺境の領土から越してくる者は多かった。
大概に置いてラスティア城の方が生活しやすく、活気もあったからだ。

より裕福で暮らしやすい生活をしたい。
それは人間の本能であり、決して悪いことではない。

でも、貴族の人たちは表立ってそんなことは言えない。
ショボンの身を案じてとか、世間の中心に立ちたいとか
好き勝手に建前を述べる必要があった。

このレモナにしろ、例外ではない。
そしてそのような人たちは、デレにとって心を開く対象にはなりえなかった。

|゚ノ ^∀^)「そうだ、私の息子もだいぶかわったのよ。
 ちょっと呼ぶね、おーい」

元気よく、レモナが声をかける。
パーティ会場の隅の方に、青年が座っていた。
彼がレモナの息子なのだろう。

(-_-)「……」

青年は、レモナとは対照的に物静かだった。
悪くいえば暗い。レモナと並んでも、とても親子とは思えないだろう。


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