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( ^ω^)優しい衛兵と冷たい王女のようですζ(゚ー゚*ζ

22 ◆MgfCBKfMmo:2013/08/21(水) 22:13:32 ID:BuuB5olM0
魔人と共存すると決めたとき、人間は発展することをやめた。

わずかながらの科学力を駆使せずとも、
魔人のもつ不思議な力を利用すれば生活を豊かにすることは可能だったからだ。

微かに芽吹いていた革命の息吹も消え、人間の生活は外見上中世に戻っていた。

たとえば見た目には弱々しい石と木でできた簡素な家でも、
不思議な力によって守れば長持ちし、雨も風も火災さえも防ぐことができた。
だから必要以上の発展をする必要がなくなったのである。

それはこの国でも同じだった。

ただ、現在の国王が頑固に魔人を拒んでいた頃は公に不思議な力を得られず、
生活に窮した国民の有志によって科学技術も少しは用いられていた。
とはいえ発展の止まった時代から、ほんの少しだけバージョンアップした程度の弱々しい技術だが。

そんな状況では魔人の力を使いこなす他国から舐められてしまう。
国は現在の国王が治めてすぐに消極的な鎖国となった。
他の国との関わりを薄れさせて細々と生きていたのである。

しかし国王の変化はこの事情を変えてくれた。

不思議な力の恩恵に与ることができたのである。


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