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('A`)百物語、のようです
22
:
名も無きAAのようです
:2013/08/17(土) 00:54:29 ID:adaBwzoE0
( `ー´)「あ、そんなに緊張しなくてもいいんじゃねーの?
オレ、別に怒らないから、ゆっくり話しなよ」
o川;*゚ -゚)o「ぅ……キューちゃん、は……」
キュートはなんとか声を出しては見たものの、その言葉は途切れ途切れで要領を得なかった。
それでも、キュートはどうにかネーノと話そうとし……結局は、口を開いては閉じるを繰り返すだけ。
彼女の口から言葉は出なかった。
o川*;−゚)o「……っ、ぅ」
何かを話そうと焦るあまりに、かえって話すことができない――その時のキュートは、そんな状態だった。
キュートの顔は真っ赤になり、瞳に涙が滲む。
それを隠そうとして、キュートは下を向いてしまったものだから、二人の間の空気はかなり気まずくなってしまった。
( `ー´)「言えないなら言えないでもいいから、な?」
そんな状況だというのに、ネーノ少年の口から出たのはそんな言葉だった。
ネーノは雨に濡れる空を、地面を、校庭を眺めながら、ただキュートの言葉を待つようにそこにいた――そうだ。
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