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Ammo→Re!!のようです
927
:
名も無きAAのようです
:2015/01/03(土) 20:06:00 ID:mWYJPbvk0
腕時計のベルトに隠していた針金を取り出し、それを曲げて鍵穴に捻じ込む。
上下させ、力を入れて回す。
この手の鍵は、特定のピンを全て持ち上げ、特定の方向に回転させてやれば解錠出来る。
静かに扉を開いて、ゆっくりと中に入った。
入ってすぐに気付いたのは、人の気配がする事だった。
物音をほとんど立てず、僅かな音だけで辛うじて判別出来る気配。
扉の外からでは気付く事の出来ない程の気配だ。
運が悪いが、入ってしまったものは仕方がない。
せいぜい、まともな人間である事を願うばかりだ。
靴を脱いでその場に置き、後ろ手で扉の鍵を静かに閉める。
ベレッタの安全装置をかけ、暴発に備える。
民間人であれば銃口を見れば言う事を聞くはずだ。
気配のする部屋は、玄関を上がってすぐ左の部屋だった。
姿勢を低くし、僅かに開いた扉をそっと押し開くと、そこには赤い空間があった。
狭くて湿った部屋には、赤い光が灯っていた。
壁と壁の間に張られた紐には何枚もの写真がかけられ、ここが現像室である事を物語っている。
写真はまだ現像が完了しておらず、先ほど干したばかりなのか滴が滴り落ち、何も映っていない。
脂ぎった髪を伸ばした背の低い男が、背中を丸めて写真を現像液に浸していた。
女でなくてよかった。
これが若い女だと、泣き叫んで事態が厄介になってしまう。
屈んでいた体を伸ばし、壁をノックしてからトラギコは声をかけた。
(=゚д゚)「お邪魔してるラギよ」
(;-@∀@)「ぬぁあああああ!?」
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