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Ammo→Re!!のようです

819名も無きAAのようです:2014/10/26(日) 21:46:01 ID:5VIcN39Q0
部屋は第五ブロックの最後尾にあり、無骨なパイプが剥き出しとなった機関室に通じる道の途中にあった。
本来の目的としては、要隔離者を安全に隔離するためのもので、一般人はその存在に気付くこともない部屋だ。
医務室に向おうと勇んだトラギコだったが、そこに辿り着くことは叶わなかった。
部屋を出てすぐの場所で彼を止めたのは、意外な人物だった。

£;°ゞ°)「トラギコ様、ですね」

それは、五つのブロックに分けて統治されるオアシズの第二ブロック長、オットー・リロースミスだった。
いつものように糊の効いたシャツと皺のないスーツ、そして胸ポケットにモノクルを挟んだ姿はどのような時でも絵になる。
オアシズの厄日を解決する際に図らずも大きな影響を与えた人物だが、それを鼻にかけるような真似をしないところに、トラギコは好感を持っていた。
呼び止められたトラギコは、彼からただならぬ空気を感じ取り、大人しくそれに従った。

£;°ゞ°)「至急、お伝えしなければならないことがあります」

(=゚д゚)「何ラギ?」

£;°ゞ°)「実は、先ほどジュスティア海軍からオアシズ向けに無線信号が届きまして……
       そのコードが、私共の持ち合わせているどのコード表とも合わないのです。
       無論、ジュスティア軍が使用している緊急信号コードでもありませんでした。
       何かの指示だと思うのですが、妙なことに、我々には一切事前の連絡がないのです。

       つまり、これは船内にいる軍の方に向けて送られているものだと推測されます」

(=゚д゚)「それがどうしたって言うラギ?」

苛立ちが声に出てしまったことに、トラギコは気付いていた。
だが、時は一刻を争う。
もしも残党がオアシズ内に残っていたら、再び船を沈めるための工作をするに違いないからだ。


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