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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

779名も無きAAのようです:2013/11/12(火) 03:34:04 ID:FY4OK5Uo0

 ……ゲームやマンガで聞いたことがある名前だった。
 微妙にテンションが上がってしまう。


リパ -ノゝ「…………中国の伝承に登場する異能らしいです。曰く、その瞳を持つ者は、『人ならざるモノ』を見る力を持つ、」


 人ならざるモノ――怪異。


リパ -ノゝ「…………そもそも魑魅魍魎を視認できる人間は道士等の魔術を専門にする者か、先天的にそういう才能を持つ者に限られます、」


 あるいは「自分自身が半分怪異である者か」。
 つまり言うまでもないが、普通の人間には妖怪は見えないのだという。
 ちなみに心霊スポットで幽霊が見えるのは大体が勘違いで、本当に見えた場合は幽霊側が見せているか、たまたま幽霊と波長が合ってしまった場合らしい。

 とにかく。


リパ -ノゝ「…………その瞳は、かなり珍しい代物ということは覚えておいてください、」

ミセ;゚ー゚)リ「分かりました」

780名も無きAAのようです:2013/11/12(火) 03:35:05 ID:FY4OK5Uo0

 いつだったかでぃちゃんも「ハッキリと怪異が見える人は珍しい」とか言っていた気がする。
 素人ではまずありえないレベルの精度のようだ。
 まあよく分からないけど……。

 街が夕闇に染まり始めた頃。
 最後に、彼女は言った。


リパ -ノゝ「…………私の友人にも、仇敵にも、同僚にも。目の能力を持つ人がいました、」

ミセ*゚ー゚)リ「私のように怪異が見える目の人も?」

リパ -ノゝ「…………はい。未来や死あるいは心、因果……視えるものは様々でしたが、完全に普通の人生を送れた人間は一人もいません、」


 その目の所為で死に掛けた人間も生命を散らした人間もいます。
 彼女は淡々とそう続け、「けれど」と。


リパ -ノゝ「…………ですが、その目があったからこそ見つけられるモノもあると思います、」


 あると良いと思いますなんて呟き、彼女は少しだけ微笑んだ。

781名も無きAAのようです:2013/11/12(火) 03:36:08 ID:FY4OK5Uo0

 そうして彼女は宣言する。


リハ -ノゝ「…………もしも、あなたが自分の目を嫌いになった時。私はあなたの目を殺しに来ます、」


 そう言い切って。
 でも次いで死神の少女は言うのだ。
 「そんな日が来ないことを私は祈っています」と。

 それだけを最後に告げて彼女は夜の帳が下り始めた街に消えて行く。
 私の帰り道は逆方向、共に歩むことはない。
 
 私はこれから何を見るのだろう?
 あの過去に向き合ったところでこの目がなくなるわけじゃないし、況してや人生が終わるわけでもない。
 これからも私が生きている限り私の物語は続いていく。
 私はこれから何を見るのだろう?

 それはまだ分からないけれど、でも生きていこうと――そんなことを私は思った。






【――――落書き、終わり】

782名も無きAAのようです:2013/11/12(火) 03:37:03 ID:FY4OK5Uo0

というわけで今回の落書きは終わりです。
この落書きは後日談やおまけというか、ぶっちゃけエロ成分補給が主目的のはずなんですが、完全に忘れてました。

でぃが背中の傷を舐めながら手で奉仕するエロシーンは心の目でどうぞ。



次話は十一月中に投下したいのですが……。
期待せずお待ちください。

783名も無きAAのようです:2013/11/14(木) 15:43:16 ID:9PpjdX4Y0
乙、待ってる。
今回の事件ではそれぞれが何かを感じていた。
それは繋がりだったり、気持ちを改めたり、後味の悪さだったり千差万別。
怪異が見えるミセリの眼について触れられていたので、眼と彼女の過去がどう関係していくのか気になる。

784名も無きAAのようです:2013/11/26(火) 14:45:42 ID:91sN0hh.C
ミセ*゚ー゚)リは、語り部以外にも重要な役回りがあるのか

785名も無きAAのようです:2014/12/05(金) 17:36:18 ID:MhKUymVo0
一年たったんですが・・・

786名も無きAAのようです:2016/06/10(金) 23:37:54 ID:nwk1LE2Y0
今読み終えた、続き待ってます


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