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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

766名も無きAAのようです:2013/11/12(火) 03:21:06 ID:FY4OK5Uo0

 続けて彼女は呟く。
 「どうか私の分まで偲んであげてください」と。
 まるで自分はその資格がないみたいに。


(=゚д゚)「……今なんて?」

li イ*^ー^ノl|「なんでもありませんよ。鍛錬ならば歓迎しますし、お付き合いします。道場ですから」


 ありがとうございますと言うと「構いませんよ」と彼女は柔らかに微笑んだ。
 胸の鼓動が早くなる。
 僕は紅くなった頬を誤魔化すように目を伏せた。

 どうしてこの人はこんなにも魅力的なんだろうか。
 彼女が更衣室に向かい、一人きりになった淳高の道場で僕は思う。


(=-д-)「(きっと、真っ直ぐだからだ)」


 斬ることだけを追求した刀が美しいのと同じように、真っ直ぐに何かを貫く姿は美しいのだ。
 たとえ誰かを傷付けることになったとしてもその美しさだけは真実なのだろう。


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