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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

753名も無きAAのようです:2013/10/08(火) 20:42:21 ID:tBsCIy1Q0

・《鳴弦》
 矢を番えずに弓を引き音を鳴らすことで邪を祓う退魔儀式。
 行事としての名称は「鳴弦の儀」「弦打の儀」であり、平安時代辺りから始まったものとされている。
 元は誕生儀礼だったが、やがて夜間の警鐘、邪気祓いとしても使われることになった。

 現代では「読書鳴弦の儀」として皇子・皇女誕生後の御湯殿の儀式に残る。
 これは漢籍等を読む読書の儀と共に鳴弦を行う行事である。
 歴史を遡ると古神道の「寄絃」に至るとされており共通点も多い。
 後には、こういった儀式では音の鳴る矢である鏑矢を射るのが主流(「蟇目の儀」と呼ばれる儀式)になり、鳴弦はあまり行われなくなっていった。 


・《寄絃(よつら)》
 古神道において魔除けの為に梓弓を打ち鳴らす儀式のこと。
 祈祷の前に行なわれていたとされ、また「源氏物語」においては光源氏が命じて行わせるシーンがある。
 苦しむ葵上の為に光源氏が巫女を呼び寄絃を行うと六条御息所の生霊が登場する……という風に分かりやすく魔除けとして扱われている。

 巫女の原型は日本神話の『天鈿女命(アマノウズメ)』とされている。
 現在では彼女が弓を並べて叩いたのが和琴の由来であると考えられており、その関係もあって古代日本では弓は神事における楽器の一つだった。


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