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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

634名も無きAAのようです:2013/09/19(木) 04:56:07 ID:QwDmC5Uo0
【―― 10 ――】


 お見舞いというのも変だけど、会長と氷柱先輩の家に行こうということになった。
 一介の後輩でしかない私が行っていいのかなとは思ったけれど、「氷柱ちゃんなら歓迎してくれるよ」という会長の言葉に後押しされ、私も同行することにしたのだ。

 靴を履き替え、自転車を取ってから校門へと向かう。
 会長は徒歩なので私も愛車を押して歩く。
 授業が終わって三十分は経っているので人影はもう疎らだった。


ミセ*゚ー゚)リ「そう言えば会長は何処に住んでるですか?」

「僕? 秘密」

ミセ*-3-)リ「えぇ〜……なんでですかぁ?」


 雑談をしつつ、二人でのんびりと歩く。
 灰色の曇天は朝よりもマシになっていて、切れ間からは心地良い太陽の光が差し込んでいる。
 朝方は纏わり付くようだった湿った空気も多少は緩和されていた。

 朝は、私の家より学校に近い、なつるの家からの歩きでの登校だから傘だったけど、自転車通学生は雨が降るとカッパを着ることになる。
 雨自体は嫌いじゃない私もあの暑苦しくてゴワゴワしたやつは大嫌いだった。
 傘差し運転をしたいところだけど、この学校の風紀委員長は厳しいし、何より危ない。


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