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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです
59
:
名も無きAAのようです
:2013/04/13(土) 21:55:11 ID:WM1TjCNg0
【―― 11 ――】
静謐な空間。
宵闇。
薄暗く、この世とあの世が入り混じってしまったような世界。
打ち捨てられた建物は閑散としている。
壁には派手なヒビも幾つか見られ、酷いところでは穴が空いてしまっている。
割れたガラスを踏んでしまったのか小さく高い音がした。
懐中電灯はもう消され、今は窓辺から差し込む僅かな月灯りのみが部屋の輪郭を浮かび上がらせている。
まだ冬には遠い、夏にすらなっていない五月だというのに何故かここは空寒い。
ミセ*゚ー゚)リ「あ……」
思わず声が漏れた。
視線の先。
多分、かつては裏口として機能していたのであろう外へと続く四角い空白の辺りに白い石があった。
荒れ果てた人工と生い茂る自然の境目に鎮座する石は人の頭程度の大きさ。
ゴツゴツした岩石で、いつだったか教科書で見た火山岩に似ていた。
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