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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです
583
:
名も無きAAのようです
:2013/09/19(木) 04:04:07 ID:QwDmC5Uo0
【―― 1 ――】
梅雨らしい梅雨になった。
六月が梅雨らしくない、あまり雨の降らない雨季だったことに関係しているのか、今、七月の始めは雨が降りまくる梅雨らしい梅雨だ。
この夏らしくない初夏が終われば夏らしい夏がやってくるのだろう。
雨の通学路、並んで歩む二つの傘。
隣を歩いていた幼馴染、魚群なつるに考えていたことを言うとこんな言葉が返ってきた。
( -∇-)「お前、『いしあたまな石頭』みたいな言葉を使う感覚的に生きてる人間だな。つーか頭が悪い」
……とりあえず、中途半端にワックスがつけてある頭をグシャグシャと掻き回しておいた。
いつの間にか二人の間には結構な身長差ができてしまっていたので、背伸びをして、覆い被さるような形になっての強襲だ。
先月義理の母親を亡くしたなつるは一週間ほどは落ち込んでいたものの、案外早く立ち直り普通に戻った。
「死んだ母さんが望んでない、なんて言うつもりはないけど、もうすぐ俺の季節だから」だそう。
果たして誕生日が近いことが元気を取り戻す理由になりえるのかと言えば、それはかなり疑問なとこだけど。
いやならないだろう。
反語表現。
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