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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

502名も無きAAのようです:2013/08/05(月) 03:53:04 ID:kLA0APMA0

 「名前なんて別にどうでもいいか」と思い直して私は訊ねた。
 なんなら後で生徒会長に訊けばいいんだし。


ミセ*゚ー゚)リ「さっき、この辺りでハイヒールを履いた黒っぽい服の女の人を見なかったですか?」

/ -、_ /「うーん……ごめんなさい、分からない」


 名も知らない先輩は本当に申し訳なさそうにそう言って、直後に近くの教室から出てきた女子生徒に事情を話した。
 画鋲を取りに行っていたらしいそっちの人の方は私も知っている。


li イ*^ー^ノl|「水無月さん、お久しぶり」

ミセ*>ー<)リ「お久しぶりですっ!」


 やや垂れ目で、半ばから緩やかにカーブした長い黒髪を持つ彼女は「幽屋氷柱」という三年生の先輩だ。
 去年の運動会で組分けが同じでお世話になった。

 弓道部であるはずの彼女が何故新聞部を手伝っているのかは氷柱先輩の双子の姉が関係している。
 お姉さんの方は「幽屋哀朱」という名前で、双子だからと言って必ずしも似ているとは限らないということを教えてくれる、落ち着いた氷柱先輩とは違うとても明るい人だ。
 よくは知らないけれど、何かの事情があって彼女もたまに新聞部を手伝っている。


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