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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

49名も無きAAのようです:2013/04/13(土) 21:45:10 ID:WM1TjCNg0

 一々ツッコミを入れるのも面倒なので彼女の言葉を素直に聞き、シートベルトを着用する。
 ギコさんの運転は特に荒いものではなくむしろ丁寧なもの。
 速度にしたって法で定められた速度よりやや速い程度――他の自動車に比べると少し遅いくらい――で、全然危ない感じはしないんだけど。
 でぃちゃん、結構心配性なのかもしれない。


 そんなやり取りもあったけど、私がギコお兄さんと話しているうちに(学校でのでぃちゃんのこととかだ)特に問題なく先輩の家に到着した。
 やっぱり「命が大事ならば」は言い過ぎだったらしく、でぃちゃんの心配は杞憂だった。

 一人目の先輩――部長の家の前に車を停め降りると、ギコさんは羽織っていた白衣を脱ぎ畳んで助手席に置く。


(,,゚Д゚)「んじゃ、でぃちゃんはここで待ってて」

(#゚;;-゚)「分かりました、了解なのです」

(,,^Д^)「ミセリちゃんの方は部屋の前までで良いからついてきてくれるかな。僕は君の先輩の友人って設定にして……そのことを家の人に説明してくれる?」

ミセ*^ー^)リ「了解しました」


 敬礼の真似事をしながら返事をし、車から降りながら気になっていたことを訊ねる。


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