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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

428名も無きAAのようです:2013/07/27(土) 21:06:04 ID:ENCj2HLk0
【―― 1 ――】



 ―――午前六時過ぎ


 カーテンの隙間から溢れる光が朝を知らせる。
 そろそろ起きないと、と比較的真面目な自分が思う一方で心の奥の甘えた私は「起きたくない」と駄々を捏ねている。

 理由は二つある。
 一つは単純に私が朝が苦手だから。
 もう一つは、今日は自分の部屋で寝ているからだ。


 私の部屋とご主人様の部屋は分かれている。
 この少し手狭な一室は勉強机や制服が置かれた私の私室。

 ご主人様の部屋には、彼が仕事をする為の机や、大きなベッドなどが置かれている。
 二人が一緒に寝るのは次の日が休みである時や行為に及んだ後。
 普段は、こうして別々の部屋で寝ている。
 ここに住み始めることになった際、私は同じ部屋が良いと言ったのだが、スペースの関係や「女の子なんだから私室くらい必要」という彼の意見や諸々で、今のようになってしまった。

 要らない気遣いなのにと当初は思っていたが、実際に住み始めてみると別の部屋で良かったかもしれないと考えることもある。
 ご主人様には絶対に見せたくないような行為――例えばお化粧などをしている時には特にそう思う。


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