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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです
32
:
名も無きAAのようです
:2013/04/13(土) 21:28:11 ID:WM1TjCNg0
住所を見ながら進んでいって、条件に合うものを探し、辿り着いたのは診療所だった。
周囲にはもう店はなく、ポツポツと住宅があるのみのその場所。
型の古い自販機と妙に新しい電柱に向かい合うように白く大きな建物が建っている。
何の変哲もない二階建ての診療所で、出ている看板には「高岡診療所」と営業時間が書かれていて、その右下に「現在はやっておりません」との但し書きがあった。
プラスチックのプレートを打ち付けての訂正であることから察するに休業中というわけではなく廃業になったのだろう。
もうやっていないのなら看板は下げてしまえばいいと思うけど、それすら面倒な億劫な人が家主なのか……それとも愛着があるのかな。
塀の内、庭に停めてある軽自動車(スバル360、いわゆる「てんとう虫」)とポップなデザインの黒の原付(ヤマハ・ビーノだ)を見るに、中々可愛い物好きな人が住人らしい。
ミセ*-ー-)リ「さて」
玄関先、後から付けられたらしき真新しいインターホンを押す。
ピンポーンという間の抜けた音。
鬼が出るか、蛇が出るかと考えていたら、返ってきたのは若い女性の舌足らずな感じのする可愛らしい声だった。
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