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ミセ*゚ー゚)リ 怪異の由々しき問題集のようです

25名も無きAAのようです:2013/04/13(土) 21:21:08 ID:WM1TjCNg0

 その艶やかな髪と同じシックな黒色の自転車を動かしながら彼女は言う。
 肩口より少し長く、一纏めにされた髪が尻尾のように揺れた。


ミセ*゚ー゚)リ「遠いって言うと……どの辺?」

(#゚;;-゚)「西側なのです。一駅か二駅か……電車を使うか迷う距離ですね」


 この淳中高一貫学校は近隣の中学校と高校が統合してできたものなので、中にはでぃちゃんよりも遠い場所から通学してくる人もいる。
 一学年に十三ものクラスがあるマンモス校なので生徒の事情にも色々あるというわけだった。
 ちなみに私とでぃちゃんは文系進学科の十一組、生徒会長は四つある進学科の特権階級、特別進学科十三組の生徒である。

 普通科、進学科、特別進学科はそれぞれ授業の終了時刻が違い、私もそれを待って会長に会いに行ったので眼の前の彼女も何か用事があったのかもしれない。
 前に訊いた時は帰宅部と答えていたからおおよそ図書室で本でも読んでいたのだろう。

 そういう静謐な雰囲気が、よく似合う子だ。


ミセ*-3-)リ「西側っていうとぉ……あの観覧車がある辺り?」

(#゚;;-゚)「そうですね。そこら辺なのです」


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